ジョーシー | teruのオーストラリア田舎暮らし日記

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オーストラリアの超田舎町に住むteruのブログです。
日本人一人いないショッピングセンターも信号もない超田舎町に夫と息子の3人で住んでいます。
2010年12月に産まれた息子タイタイのことをメインに子育てのこと、海外生活のことを書いています。

長く読んで頂いている人たちは、このジョーシーという名前に少し覚えがあるかもしれません。

高校生の時から働き始めた彼女。結構ずっと苦手な存在だったんです。なんだかいつも上の空で、注意しても同じこと何度も繰り返すし、仕事頼んでもすぐに忘れるし。

 

過去にはクリスマスランチのデザート作りを引き受けて大失敗に終わったり、

 

息子さんを無くしたスタッフ家族に対しての異常に櫃冷な発言をしたり。

 

とにかく常識がないっていうか私と真逆の人柄で仕事も聞いてるのか理解してるのか分からない、とにかく一緒のシフトになるのが苦手だったんです。

でも何故かボスは彼女のこと好むんですよね。文句も言うけど褒める。不思議だったんですが、よくボスと話してみたらジョーシーの両親は小さいころに離婚。母親がジョーシー含め3人の子供の世話をしていたけど、ジョーシーが高校生の時に一番下の男の子だけを連れてシドニーに引っ越していったよう。ジョーシーと妹はこの街に残されて、妹は成績が良かったようで若い先生夫婦が引き受け、ジョーシーはソーシャルワーカーによって与えられた家庭で別々に生活しているようです。ジョーシーはおじいさんと二人暮らし。

 

ボス曰く、彼女の生活環境ははっきり言って恵まれていないし可哀想だけど彼女は高校もちゃんとサボらずに通って卒業して本当に頑張っている。仕事だって色んな面で欠点ありありだけど遅れたり二日酔い、無断欠勤ということなく真面目に来ているのは若い子にしたら稀だと思う。最近は人をすぐにけなしたりダメ人間扱いする人が多い気がするけど私はジョーシーみたいな環境の人にチャンスをあげたい。とのこと。

 

これを聞いて私もジョーシーに対する考え方が変わる機会となりました。ハッキリ言って私は両親に恵まれていたし今も家族にも恵まれていると思います。私が当たり前だと思うことも両親がいないジョーシーからしたら初耳のこともあるかもしれません。だから常識に欠けていると思われる発言が多いのも納得。悪気はないけど思ったことをそのまま口にする。それで良い場合と良くない場合があるってことさえも分からない。こう考えるしジョーシー本人も被害者ですよね。

 

最近よく同じシフトに入るのですが、今は以前のように鬱陶しいと思うことも随分少なったどころか、彼女と一緒に過ごすことが長くなってきて良い点も見えるようになってきたし、突拍子もないことを言ったり行ったりする天然さがおかしかったりするようになりました。彼女の性格は変わってないと思いますが多分私の見方が変わったんだと思います。

 

昨日の彼女の名言は

I'm so annoying. 私って鬱陶しいですよね。

I'm so silly. 私ってバカだよね。

I'm not reliable. 私って信用できないわ

 

自分で自分のことこんな風に言っていたジョーシー。確かにこう思わされる行動発言多いんだけど、今はもう苦になりません(笑)

本当に自分の気持ちのもちようで人への接し方も変わるもんですね。なんだか私自身も成長した気がします。