脳死について考える①~小6授業参観の衝撃!~ | ノン・リン・ニョロ子の「のんほい日記」

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ほどほどに仲良し三姉妹と、
まずまずの仲の両親との5人で、
毎日そこそこ楽しく暮らしてます♪

先日、小学校の授業参観へ行ってきました。

 

「いのちの授業」という学校全体のテーマのもと、ニョロ子のクラスは「脳死」についての道徳の授業でした。

 

さすが、6年生!

 

20年近く前、私が教員だったときに、中3のクラスで「脳死・臓器移植」の授業をしたことを懐かしく思い出しながら、参観しました。

 

ニョロ子の担任は、ロバート秋山似の秋山先生(えっ偶然同じ名前?ではなくて、仮名です)

 

秋山先生はまずドナーカードについて説明し、アメリカ留学中に交通事故で脳死判定を受けた朝子さん(24才)が6人のアメリカ人に臓器提供をし、感謝の手紙をもらったことを話しました。

 

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秋山先生から「脳死」についての詳しい説明がなく、質問もあいまいでアレ?と思っているうちに始まり、アレアレ?という流れの中、クラスのほぼ皆が「臓器提供は命をつないでいいことだと思います」「私もそう思います」「ぼくも同じ意見です」という軽いノリのアレアレアレ?な展開へ。

 

貴重な反対派の子(2人だけ)が意見しても、先生がさらっと流してしまい掘り下げないので、議論が深まることもない(><)

 

授業時間は残り10分。

いったいどうまとめるつもりなんだ、秋山先生!

 

ここで、ある新聞の投書を紹介

「私は臓器提供を希望しドナーカードに記入したけれど、親にドナーカードを破棄されました。親にとっては、脳死の我が子の体にメスを入れることは耐えられないという理由だそうです。それが子を思う親の気持ちだということを知りました」

 

秋山先生のまとめ

「先生は、この親の気持ち、よく分かります。自分は臓器提供してもいいと思うけど、家族が脳死になって臓器提供するかというと難しい。体にメスが入るのは抵抗がある。他の先生にも聞いたら、だいたい同じ意見でした。

 

イヤなことを言われて心に傷が残るのと同じように、体にメスを入れるということは家族にとって辛いことだということをみんなに知ってもらいたくて、今日は『脳死』の勉強をしました」

 

そっ、そうきたか!!!

想像の斜め上どころか、時空をも超えた異次元のまとめ\(◎o◎)/

 

そして最後に、おーなり由子作『ことばのかたち』という本の読み聞かせをして授業は終わりました。

もし言葉に色や形があるなら、どのように見えるかな、というお話。

 

アレレレレ?「脳死」はどこへ行った!?

 

教室の隅に並ぶ保護者は皆、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしていたことでしょう。

 

ぽっぽ~ ぽっぽ~

 

 

実際に授業を受けた子どもたちは、何を考え、どう感じたのか。

 

一足先に帰った私は、ニョロ子の口から授業の感想を聞くのを楽しみに娘の帰宅を待ちました。

 

 

★追記★

個人的にロバート秋山大好きで、radikoで秋山のラジオ「俺のメモ帳」を毎週欠かさず聞いています♪

いわゆるHAF(Hard Akiyama Fan)!

秋山先生の想像を超えた授業展開は、秋山ワールドに通じると言えなくもない!?

と一瞬思ったけど、やっぱ、ファンとしてはムリだわ(笑)