パピーウォーカーになって
思い出したこと
10年ほど前、
出張でカナダに行きました。
仕事上、多くの障害者と交流があり、
ある夜、
視覚障害の女性(Mrs. Harris)に
クリスマスコンサートに
連れて行ってもらうことになりました。
大ホールでの本格的なコンサートではなく
チャリティコンサートのような
ものだったと記憶しています。
観客は100人程度だったでしょうか。
こじんまりとした会場に響き渡る
弦楽器のハーモニー。
観客が耳をそばだてて
静寂の中のピアニッシモを拾いにいくような
やさしい調べになったとき、
どこからか聞こえる
地響きのような音
ゴゴゴゴゴゴゴォォォ・・・
ゴゴゴゴゴゴゴォォォ・・・
Mrs. Harrisの足元で、
盲導犬が気持ちよさそうに眠って
低音のいびきを奏でていました(´∀`)
そして、
演奏会のあとは
立食パーティー☆
盲導犬も寝てばかりはいられません。
仕事モードに切り替わり、
Mrs. Harris をかっこよくリード。
Mrs. Harrisが知り合いと
立ち話をしていると、
退屈したのか
くんくんくん・・・
「おっ、クッキーのかけら見っけ」
ラッキー! パクっ
あれれ、私の知ってる
日本の盲導犬とちょっと違うような(´艸`)
盲導犬にも、お国柄があるのかしら
と思った出来事でした。