6)本当の恥♯1 | 俳優・木村元を振り返ってみて。。

俳優・木村元を振り返ってみて。。

2021年1月13日、肺炎の為都内病院に救急搬送。同年1月下旬に院内クラスターでコロナ陽性。左下肢動脈閉塞も起こし、入同年2月某日死去。死因はコロナ。享年88。
父を思い出して。父の事。私の事。母の事。家族とは。
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自〇行為にも色々ある。

私はそのすべてに手を染めたけれど

中でもその最たるものは高校の時2度ほどした。

 

このことは決してしてはいけない事だけれどこのことが私の大きな恥ではない。と最初に言っておく。

その前段階としてのお話だけれど、

生きているのが辛くて辛くて、自暴自棄になってそれでも何とか踏ん張れたのは自分を2つに分けた事だった。

それを乖離障害というらしい。

所謂解離性同一障害の前の段階。。解離性同一障害になってしまうと、分離した自分に名前を付けてそれぞれが現実の自分の指揮官の部分をを乗っ取って生活がしにくくなる病気。私の場合2つに分けたがそれぞれに名前を付けていないのとあくまでも指揮官は自分だったから乖離障害。

 

当時、医者に行っていない私は強い自分と弱い自分に分けて自分を傷つける行為を繰り返した。あの頃、論理的な説明はつかなかったけれど、日が暮れる頃化粧をする時、鏡の中の自分を見て、頭の中に浮かぶのは「これからが本当の自分だ。」と悪魔のようなささやき。化粧を重ねて、どんどん変わるのは見た目だけではない。いつも隠れているもう一人の自分が私を乗っ取っていく高揚感。

日常意志を持たぬ私がこの時だけ褒められた行為ではなくてもそこに自分の意志があったことで「本当の自分」という言葉があの頃リフレインしていたのだと今思う。

体の浄化の儀式はやめられなくなっていった。

 

〇んで楽になりたいと思うのはまだ生きていたいという欲望の方が勝っている証拠でもあった。

 

しかし、事の経緯までが私と同じなのかどうかはわからないけれど、浄化の儀式と同じような事をする子が私で言う儀式の時、人の手によって亡くなったとニュースに流れたのを知ってから

私は浄化の儀式が出来なくなった。

それが2回の自〇行為に繋がっていきました。

その二度目の時、ギリギリの意識の時、「助けて!」と声に出した記憶が残りました。否、実際に声にはなっていなかったのかもしれませんが、明確に私の意識として残ったのです。

今度はその行為も出来なくなった。

そこで初めてSOSを恩師に発信したのです。

しかし、あのお父さんに限ってそんなことは無い。

貴方がそんな大嘘を言う子だとは思わなかった。と言われたまま、縁が切れてしまいました。

まぁ、そのように言われるまでには色々父も交えてやりとりもあったのですがね。。

その時は高校を卒業した直後でした。

高校の時、クラスの友達何人かに私は打ち明けていましたから、担任は知っていて知らんぷりしているのは担任の態度で勘づいていました。

卒業式の日、担任は態々私の所に来て送る言葉を言ってきた。。

「これで安心して眠れるわ。あなたが何かしでかすんじゃないかと夜も眠れなかった。やっと眠れる。」だった。。

恩師に話して逃げ出す力が私には無いのだと思い知った私は引きこもりました。

朝から晩までピアノにキリで文字を刻んだ。

幼少期から言われ言わさせられ暴言と共に殴られた時の言葉。。

 

「ダメな人間」という文字

 

芸能界は汚いところだ。ママの遺言の為だ。そんなことではあの世界は生き抜いていけない。俺で練習しろ。プロデューサーの一人も誑し込めないぞ。。

あの女が産んだ子だと母の浮気を理由に私を殴り、手が腐ると言って一尺の物差しやテニスラケットで殴る父。。だったが要求に応じていれば暴力は無くなっていた。

 

父の中で母に対する愛憎が深いのは今になってよくわかる。。

あの頃から過去を振り返ってもずっとどうして何故?ばかり。。

しかし、父の介護に行って得たものの整理をした頃父の被害を知り、全部がつながり、父の若き心の傷を乗り越えるための一つが母だったはずではないか?と思い至った。その母の所業は父にとって最も裏切られたくなかった相手の裏切りによってそしてあの手術。。悲劇の主人公のように亡くなられてしまった事で持っていき場の無い負のエネルギーを母に似た私にぶつけ続けたのだなと今は思っている。

心理的には父と私は同じような行動を繰り返しているのです。

私が言い訳ができるのに父に言い訳させないのはフェアではない。そしてここまで書いたことが本当の大恥ではなくここからが私の大罪につながる。

 

 

途中ですが、私がコレを書くのは

特に男性被害者は黙ったままではいけないと思うから。。

そして加害者を量刑に処すだけでは解決にはならないからです。