前回↑のうるう年の続き↓です。
麻布中学・高等学校(wikipediaより)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20231003/21/kotaroutsurse/05/af/j/o0405030415346251449.jpg?caw=800)
今から30年以上前の
私立麻布中学の入試に
こんな問題↓が出ました。
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【問題2】
・4で割り切れる西暦年をうるう年とする。
・その例外で、西暦年が100で割り切れる年はうるう年としない。
・さらに、西暦年が100で割り切れても、400で割り切れる年は、うるう年とする。
このことから、
地球の公転周期を秒単位まで計算しなさい。
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注)思い出して書いているので、正確ではないです。
当時、
こんなのが算数の問題になる????
とたいへん驚きました。
よく、こんな問題を考えたな~、
と関心もしました。
この問題を解くには
算数的な読解力が必要です。
以下、解答解説です。
以下、解答解説です。
【4年ごとに1日増える】
1年間で1/4(日)多い
【100年ごとに1日減る】
1年間で1/100(日)少ない
【100年ごとに1日減る】
1年間で1/100(日)少ない
【400年ごとに1日増える】
1年間で1/400(日)多い
1年間で1/400(日)多い
計算式
365(日)
365(日)
+1/4(日)-1/100(日)+1/400(日)
=365(日)と、97/400(日)
=365.2425日
=365日5時間49分12秒
=365(日)と、97/400(日)
=365.2425日
=365日5時間49分12秒
実際は↑約365.2422日
=365日5時間48分46.08秒
ほとんど同じです。
算数だけで、
地球の公転周期を計算できるのです。
小学校の教科書に載せたいぐらいの良問。
入試問題は学校からのメッセージ
と言われます。
皆さんはこの問題から
どんなメッセージを受け取りますか?
【蛇足】
ほとんど同じです。
算数だけで、
地球の公転周期を計算できるのです。
小学校の教科書に載せたいぐらいの良問。
入試問題は学校からのメッセージ
と言われます。
皆さんはこの問題から
どんなメッセージを受け取りますか?
【蛇足】
この問題を昔々、
市進学院/多摩地区/某教室の
中2最難関クラスの生徒に解かせてみました。
ほぼ全員の反応は…
市進学院/多摩地区/某教室の
中2最難関クラスの生徒に解かせてみました。
ほぼ全員の反応は…
「何のことか、分からな~い」
「意味不明です!」
「これって理科の問題ですか?」
この生徒達は
受験算数の文脈に慣れていないため、
設問の要求を読み取れなかったのです。
授業中に解説し、
「意味不明です!」
「これって理科の問題ですか?」
この生徒達は
受験算数の文脈に慣れていないため、
設問の要求を読み取れなかったのです。
授業中に解説し、
翌週にテストをしたら
ほとんどの生徒が正答しました。
【追記】
正確な(?)問題文を載せている方がいました。
ほとんどの生徒が正答しました。
【追記】
正確な(?)問題文を載せている方がいました。
↑このブログから、コピペさせてもらいます↓
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ただし,そのうち400の倍数を除く100の倍数の年は平年としています。
このことから,地球が太陽をちょうど1周するには,
どれだけかかると考えられますか。
秒の単位まで答えなさい。
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↑この問題文だけだと、
何言ってるのかサッパリ分かりませんね(笑)
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↑この問題文だけだと、
何言ってるのかサッパリ分かりませんね(笑)
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