映画鑑賞文/『REBEL MOON:パート1 炎の子』 映像は迫力満点だが…… | たろの超趣味的雑文日記〜本と映画と音楽とBABYMETALその他諸々

たろの超趣味的雑文日記〜本と映画と音楽とBABYMETALその他諸々

趣味的なことを中心に,いろいろと思ったことを徒然なるままに語ります。映画/本/スポーツ/世の中/旅行/音楽(ヘヴィ・メタル)/BABYMETALなど。

NetflixオリジナルのSF作品『REBEL MOON - パート1:炎の子』を鑑賞。2023年12月配信開始。

 

 

横暴のかぎりを尽くす銀河帝国に反旗を翻す7人の英雄たちの物語。

 

スター・ウォーズ』をベースに『マッドマックス』と『300<スリー ハンドレッド>』をまぶしたような作品。いかにもザック・スナイダー監督らしいストップモーションを多用したど迫力の戦闘シーンは見応えあり。全体として,壮大なスペクタクルの紙芝居を見ているような感じがする。

 

ただしストーリーは浅い。特に主人公が戦うために仲間を集める過程は拍子抜けするほどの呆気なさ。唐突感も否めず,仲間になるのは超大物のレジェンドのはずなのに“重さ”が足りない。黒澤明『7人の侍』にインスパイアされたスナイダー監督は本作の構想を20年間温め続けたらしいが,その割にはそれほど骨太の作品には仕上がっていないと思う。

 

本作は2部構成なので,物語は『パート2』へと続く。『パート1』の終わり方は意外性に満ちた突拍子のないものだったので,次作がどんな展開になるのか楽しみなところ。『パート2』の出来栄えが,この作品全体の評価を決定づけるだろう。