映画鑑賞文/『エリア51』 B級一歩手前!一人称視点がスリルを煽る | たろの超趣味的雑文日記〜本と映画と音楽とBABYMETALその他諸々

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疑似ドキュメンタリー風のSFホラー『エリア51』をNetflixで鑑賞。2015年製作で,監督は『パラノーマル・アクティビティ 』シリーズのオーレン・ペリ。日本では劇場未公開。

 

 

アメリカ・ネバダ州にある「エリア51」と呼ばれる区域にはUFOの研究施設があると長年噂されている(実際の話)。半ば都市伝説と化している「エリア51」に潜入し,真相を暴こうとする若者たちが体験する恐怖を描いたSFホラー作品である。

 

かつての『ブレア・ウィッチ・プロジェクト 』のような疑似ドキュメンタリーっぽい作風が意外だったものの,その作りはけっこう手堅い。いわゆるエイリアン物ではあるが,肝心のエイリアンはほとんど姿を見せないままエンディングを迎える。安易に姿を見せないことがかえって「見えないものの恐怖」を煽ることになり,主人公たちが親切に潜入してから体験することになる恐怖感はストーリーの進行とともに増大する。

 

また,主人公たちが手にしたビデオカメラで撮影した映像を見るスタイル(FPSゲームのような一人称視点)なので,リアリティもあるしスリリングでもある。観終わった後で冷静に振り返るとどうということはない作品のうように感じられなくもないが,かぎりなくB級に近い割になかなかよくできた作品だと思う。