US Fleet readiness assessment concludes US Army not ready 

By Al Mayadeen English 

Source: Agencies Today 10:11

 

米艦隊即応性評価、米軍は準備ができていないと結論

 

以下抜粋翻訳 by Kotaroe

 

米軍のジェームズ・ミンガス副参謀長は水曜日、ウクライナへの軍事装備の継続的な供給を含む様々な問題のために、米艦隊の準備態勢が許容レベルを下回っている、と述べた。

「現在、我々の艦隊の即応性は、我々が自らに課している基準を下回っている。その一因は、ある部隊から別の部隊への装備の転用、デポに戻る装備の転用、ウクライナに供与した装備やウクライナに送らなければならない補給部品の転用......このような事態を引き起こしている多くのことがある」と、ミンガスは統合軍の即応性について上院軍事委員会で証言した。

作戦準備基準は90%だが、主に前述の要因により、現在は80%だ、という。

ウクライナのために独自の備蓄を使用

米国はウクライナに対する武器と弾薬の主要かつ最大の供給国であり、2022年2月以来、資金予算は1700億ドルを超えている。これには、キエフへの610億ドルの軍事援助と、ガザでのイスラエルの戦争に資金を提供するための264億ドルの援助を含む、先週可決された資金法案が含まれている。

軍高官や専門家は、米国がウクライナに武器を供給し続ければどのような結果を招くかについて、特に米国には備蓄している武器を補充する生産能力がないことから、一貫して警告してきた。そのため、米軍は自前の倉庫を利用して援助を提供せざるを得ず、場合によっては、世界中にある緊急用の武器や弾薬の備蓄にアクセスすることさえ余儀なくされている。

 

さらに、ウクライナがどれだけのハードウェアを受け取っても、戦争に勝つ能力がないことを上層部の将軍たちが認めているにもかかわらず、これは行われている。

イスラエルのガザへの戦争とレバノン南部への攻撃は、米国の武器と軍装備品の枯渇を悪化させた。ガザ地区での戦争が始まると、米国政府は占領組織に直接武器を届けるための空中回廊を設置した。

弱い軍隊


ヘリテージ財団は今年2月に発表した年次報告書「米国の軍事力指数 (Index of US Military Strength) 」の中で、米軍は現在、「米国の死活的な国益を確実に守ることができなくなる重大なリスクにさらされている」と結論づけた。

能力、能力、即応性の評価に基づき、米軍の全般的な状況は2年連続で「弱い」と評価された。

主要な敵対国である中国と異なり、米国は生産国ではないのが現状だとし、超党派のエリート層が「安価な消費財と引き換えに製造能力を海外に輸出することを決めている」と指摘した。

軍の準備態勢には多くの問題があるにもかかわらず、ホワイトハウス当局は西アジア (中東) における「終わりのない戦争」で米軍の力を散逸させ続けていると、同財団は述べた。

 

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先週報じられた、空母アイゼンハワー打撃群の紅海/アラビア海離脱も、十中八九、弾薬不足が原因だと想像している。

 

参照

フーシ派、英国タンカーを攻撃 米空母打撃群は戦闘海域を離脱し、地中海へ 

2024-04-27 19:51:30 テーマ:ニュース

 

Photo The National Interest

 

 

そして、フーシ派の攻撃は、全く抑制できていない。

 

今年1月~4月までのフーシ派攻撃発生ポイント

 

費用対効果が著しく悪い戦闘を余儀なくされただけでなく、タイムリーな弾薬補給が見込めないために、米空母はいったん引くしかなったのだろう。 

 

根本的な原因は、金融緩和バブルに米経済は踊ったが、肝心要のハードウェアの生産設備投資を広範な分野で怠ってきたツケが回っている。 そこがロシアや中国、イランと決定的に違う。 

 

外交政策に、現実の経済力がついて行ってない、と言い換えても良い。 嘘八百のプロパガンダのメッキが剥がれているということでもある。

 

米国が支援している代理戦争で、米国が勝つのはこの上なく難しい。 メディアの情報操作をしても、現実世界での武器弾薬製造能力は向上しない。