【予算委員会①】地震被害想定調査
先日行いました予算委員会で質疑した内容を各項目ごとにご紹介していこうと思います。
第1回目は、【地震被害想定調査】
東日本大地震から12年。毎年3月11日を迎える度、当時ボランティアとして訪れた被災地を思い出します。
地震はいつ・どこで起こるか分かりませんが、地質調査や人口分布・建物のデータ等に基づき被害を適切に想定して、
対策を立てていくことが大切です。
県では地震被害想定調査というものを実施しています。
この調査の目的は、人的被害や建物被害などを予測し、防災対策の基礎資料とするため行われています。
これまでに行われてきた地質調査データに加え、新たに5か所でボーリング調査を行い、
震度分布や液状化予測の精度を向上させていくとのことです。
・千葉県北西部直下地震
・房総半島東沖日本海溝沖地震
を想定して被害を試算しています。
そして今後、想定する地震の震源位置や規模などを専門家の助言を得ながら検討し、
人口や建物の分布なども調査した上で、人的被害や建物被害、ライフライン施設の被害見積もりを
行っていくとのことでした。
さらに、予測した揺れやすさ、液状化のしやすさなどは、市町村のハザードマップ作成や防災備蓄物資の
必要量を算定に利用し、県の防災対策に活用していくそうです。
これから、千葉県が「防災立県」として多くの県民の命と暮らしを守っていけるよう、
行政と専門家が協力し合いながら、県民と共に防災に努めて参りたいと思います。
千葉県議会議員
田中幸太郎