4月28日の『出張ドッグトレーニング』は、ゆずくんのレッスン。
いつも元気にお迎えしてくれるゆずくん。
最初の興奮吠えはあるものの、少しずつ人の声が届くようになり、
吠えがおさまる時間も短くなってきました。
生まれ持った性格『稟性』による行動でも、それを理解しながらきちんと向き合うことで、
人の気持ちが伝わります。
少しずつですが、前に進んでいます。
今回は前回に引き続き、吠えに対する環境改善への取り組み。
ゆずくんの安心する場所を提供するための『ハウストレーニング』。
前回まで分解式クレートの下側の部分で練習をし、その中で寝ることも出来るようになったので、
今回はステップを上げて、上側の部分を付けて練習しました。
扉が付かない周りが囲まれたハウスになります。
今までこのような環境に慣れていないので、これだけでもおっかなびっくりのゆずくん。
でもリズム良く誘導し練習を繰り返すことで、何度かハウスに入ることができ褒められることも多くなりました。
練習を続けハウスの中が快適で安心する場所と学習し、環境に慣れてもらうことを待ちます。
そしてヒールポジションの練習。
ヒールウォークの最初の段階。
まずは人の横につくこと。
『人の横にいるといいことがある』ということを知ってもらいます。
少し警戒気味ではありますが頑張りました。
大好きな人が出かける時も追いかけず、吠えず、扉の前でじっと待つこともできました。
ママさんも誘導の仕方や褒めるタイミングも上手になりました。
フセも言葉で行動に移せるようになりました。
ですので、苦手だったフセからのオスワリもしっかりできます。
アイコンタクトをしてママさんの言葉に耳を傾けてくれます。
それに伴いゆずくんも健気に頑張って成功するので、思わずママさんの口からも『やった！ゆずくんすごい！』と一言。
この言葉を私は待っていました。
飼い主さんにとってお困りな行動をする愛犬に対して、どうしても『うちの子は出来ない』『言うことを聞かない』などというマイナスなイメージを持たれる方が多いと思います。
でも、それを克服すべく向き合い一緒に取り組むことで出来るようになる。
ゆずくんはどうすればいいのか知らなかっただけなのです。
多少は苦手な事もあるけれど、きちんとゆずくんの気持ちを汲み取って犬目線で教えてあげれば出来るようになります。
出来るようになるとお互いの自信に繋がり、より愛おしくなります。
出来た瞬間、ママさんからは笑顔がこぼれました。
人と犬との繋がり、会話が出来た瞬間です。
ゆずくんも大好きな人にたくさん褒められる事で、初めてあった時よりもだいぶ表情が穏やかになり、『僕出来るようになったよ』といわんばかりに自信に満ち溢れています。
笑顔がたくさん出るようになったのは、ゆずくんもですが飼い主さんもです。
やればできる。信じてあげてくださいね。
その調子で頑張っていきましょう。
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ヨーロッパのドッグトレーニング方法で、人と犬との信頼関係を結び、
明るい未来のお手伝いを致します。
静岡県東部で活動中。
クリッカートレーニングも承ります。
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【小さくても大きな命】
DOG TRAINER & PETSITTER 長谷川竜也
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