2018年3月13日(火)19時開演 @ サントリーホール

 

ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 op.15

(ピアノアンコール)

シューベルト/リスト編曲:

糸を紡ぐグレートヒェン

メンデルスゾーン:無言歌集 op.67-2 

失われた幻影


ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』

(オケアンコール)

ワルキューレから第3幕ワルキューレの騎行

 

指揮:ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン
ピアノ:ユジャ・ワン
ニューヨーク・フィルハーモニック

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ほぼ満席で盛り上がった演奏会。ブログ書きにくいです。

 

ブラームスの1番は2014年に聴いたツィメルマン、ヤンソンス、BRSO(https://ameblo.jp/kotapipakesuie/entry-11956720615.html)が素晴らしく今でも思い出される演奏。

せっかくのユジャ・ワンならチャイコンかラフマニノフを聴きたかった。昨年のベルリンフィルとのバルトークの2番に比べると普通の演奏。ピアノの音は予想以上に大きかったですが彼女のピアノは単色系。いろいろ試行錯誤して将来コクのあるブラームスを聴かせてくれることを期待。アンコールのシューベルト(リスト編)とメンデルスゾーンも普通。

春の祭典、シモンボリバルかと思うほどステージ一杯のオケ。

第一Vnだけで18名!!その割におとなしい音。アメリカのオケで

大編成となるとホール中に溢れるような音響を期待しましたがそれほどでもなかった。それよりもピアノの部分の音が大きい。従って振幅が小さく感じられフォルテが小さく聴こえたのか。。2部最後の音の膨らみが無く単なる強弱の繰り返しでは面白みに欠ける。

N響のほうが良かった、、、と思って帰宅後調べたら2012年12月のデュトワとの定期(https://ameblo.jp/kotapipakesuie/entry-11426548703.html)。つい一、二年前だと思っていたので2012年とは意外でしたが今でもしっかり覚えています。

 

パーヴォ・ヤルヴィ、N響の定期でオケだけのワルキューレの騎行はつまらないと書いてしまいましたが、今夜のアンコールは空虚な感じがしなくて良かったです。編曲が違うようにも思えましたが確信はありません(>_<) 私には今夜の演奏会で一番良かったと思えたのは何とも皮肉。

 

オケはヴァイオリンを中心にアジア系のメンバーがたくさんいてニューヨークのオケとは思えない。今回もエコノミーのシリーズ券なので当日並びました。今回はユジャ・ワンを後ろから拝見しようと思いましたが、(予想に反して)チケットは完売状態で結局N響定期と2個しか違わないRA席(笑)。C席で定価\16,000! この辺はN響定期もC席で\4,800。

いつもうるさい事ばかり言っていますがN響の良さを再認識した演奏会でした。