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\ 親と子の心のパイプは詰まっていませんか? /
〜NVC(非暴力的コミュニケーション)〜
子育てに悩む方の多くに
つい怒りに任せて、感情的になって子どもに対して暴言を吐いてしまうという相談をよく受けます。
人には使わないような失礼な言葉や態度を
子どもへは当たり前のように使ってしまいますよね😭
例えば「片付けをしなさい!」と子どもを注意したい時。
こちらはイライラした氣持ちにもなっているので、冷静に穏やかな会話になんてなかなかできないものです😥
親と子の心がどれだけ通い合っているか?
それは「親と子の心のパイプ」とも言い換えることができるでしょう。
私はこの「親と子の心のパイプ」が詰まらず、
お互いに氣持ち良くスムーズな会話になるように
NVC(非暴力コミュニケーション)という方法を
取り入れています。
この方法を使うと、
自身の内側にフォーカスするので、
思考でジャッジをすることが減り、
感情に振り回されず、冷静になれます。
今回はこのNVC(非暴力コミュニケーション)について具体的にご紹介したいと思います。
相手に自分の感情をただぶつけたり
自分の考えを押し付けたり
自分の価値観で相手を決めつけるのではなく、
相手とのやり取りを客観的に観察し、
「私は今どんな氣持ちで何を感じているのか?」
「私は相手に何を期待しているのか?」
自分自身の内側を整理していきます。
NVC(非暴力コミュニケーション)がいう暴力的な言葉とは何か?
言葉にすると‥
・早くしなさい!
・いい加減にしなさい!
・何度言ったら分かるの!
・あんたは何してもダメね!
・あなたには無理よ
・何でそんなことも分からないの!
(子どもへよく使っていることが多いですよね😥)
そして自分に対しても
・どうせ私なんて‥
・やっぱり私はダメだな
(気づかないうちにやってる自分責め😭)
要するに
「あなたが間違っている」「あなたのせいだ」
「私が悪いから」「私のせいだ」「やっぱり私は駄目だ」というようなイライラの矢印を子どもに向けたり、自分に向けたりするような言葉です。
普段言っているように
「また散らかして!早く片付けしなさい!!!」
と親の考えを全面に出して怒るよりも
「お母さんは昨夜綺麗に片付けをしたのに、今部屋が散らかっていて、すごく悲しい。綺麗な部屋が母さんは好きなんよ。だから出したものはきちんと片付けをしてほしい」
このように丁寧に言葉を使って、
親の氣持ちや求めていること(ニーズ)を整理して子どもへ伝えた方が感情的に怒るよりも子どもへの伝わり方も変わってきます。
親の立場からすると、
「子どもが言うことを聞かない」と不満を感じていたり、「自分が言っていることは間違っていないし、子どもにちゃんとしてもらうために言っている」と
「暴力的」ではないと思っているかもしれません。
しかし、
子どもとのコミュニケーションがうまく行っていない。ギクシャクしていると感じるなら。
どのような気持ちでどんな言葉を使い、どんな態度で子どもへ接しているのかを振り返るとことも必要なのかもしれません。
ここに注意を向けないと、
子どもとの関係がギクシャクしてきて、
どんどん親と子の心のパイプが詰まってしまいます。
普段感じられていない心の奥に閉まっている自分自身の本当の氣持ちやニーズに気づいてあげることで、感情的にならず、心が落ち着きを取り戻し冷静になれます。
逆に言えば、
普段から自分自身の氣持ちやニーズを無視してしまっているから、子どもに対して感情的になってしまうんです。
人には本来他人を思いやる力である
「共感する力」が備わっているのに、
親子関係ではどうしても
「親が上、子どもが下」という関係性になりやすく、
子どもに対して親が言い過ぎてしまったり、
キツい言い方になることが多くありますよね💦
コミュニケーションには、
相手にきちんと自分の氣持ちや要望を伝え、
相手のことにも耳を傾けようとする姿勢
いわゆる「共感する力」が必要です。
自分の鬱屈した感情の吐け口に相手を使わないということがコミュニケーションの質を左右します。
一般的に
・自分のことを分かってくれない、大切にしてくれない
・自分の思い通りにしてくれない、期待に応えてくれない
そのように感じた時、人は相手に対して不満を抱きます。