シリーズ③【なぜ、私たちは苦しいにも関わらず、こんなにも怒りを溜めてきたのか?】 | 岡山市中区『心と繋がるセラピー』子育て相談、インナーチャイルド療法 / フリースクール『みんなの家』

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『みんなの家』が子どもさんにとって、家でもない学校でない第三の居場所として。
自分らしくいられる安心できる小さな社会として。
親御さんにとって、子どもさんとの関係の潤滑油として。
子育ての悩みを共有できる場所として。
そのような思いで立ち上げました。

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現在も随時、モニターの方を募集しています。
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※メニューの変更。
前世療法
(どんな思い込みや観念を持っているかを知り、手放す)
対面でのセッションが難しい方へ
メッセージ等のやり取りをメニューに加えました。

自己紹介 
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未熟だから、
我慢が足りないから、
頑張りが足りないから、
怒りを抑えられないのではないのです。


では、なぜ私たちは苦しいにも関わらず、
こんなにも怒りや悲しみを溜めてきたのでしょうか?


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怒りと悲しみは、全く別の感情と捉えがちですが、本当は繋がっています。




怒りは、表面に表れやすい感情で、
その奥には悲しみが存在しています。
(心理学では、怒りは二次感情)


 例① )

旦那が家事を手伝ってくれない。
私の話しを聞いてくれない。
私がいつも頑張っているに!
怒り

家事を手伝ってほしい。
ちゃんと私の話しを聞いてほしい。

頑張っている私に気付いて!
私を労ってほしいし、感謝してほしい。
私のことを無視しないでほしい。
私のことを大切にしてほしい。


そうしてくれないと、
一人ぼっちで頑張ってるようで、苦しい。

どうせ私のことは誰も分かってくれないと感じて
辛くて、淋しい。
悲しみ


   ◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎





大人になると、
幼少期の出来事を忘れてしまったり、
大したことなかったと思い込んでいたり、
往々にして現在の自分と切り離して考えがちです。

しかし私達は、現在も無意識に、
幼少期の体験を元に、当時と同じ反応を示し、
同じ行動を取ってています。



愛着とは、
養育者との心理的な絆や信頼関係であり、
社会での他者との関わりの基本となるものです。

その愛着を形成するには、
幼少期の親(養育者)との関係性が重要
と言われています。




人間の赤ちゃんは、
産まれてすぐに立ち上がる動物とは違い、
身の回りのお世話から生きていくすべてを
親に委ねている存在です。


赤ちゃんにとって親は、
自分の生き死に関わるほどの大きい存在で、
親=世界のすべてと感じています。


だから、親が笑っていると安心感し、
親が不安がったり怒っていると不安になります。


その不安感は、世界が揺らぐほどの強い不安感なのです。








私達は、子供時代の親との関係を思い出すと、
どこか居心地が悪い感覚になったり、
「私のできが悪いから、親はちゃんと躾をしてくれた」
「親だって大変だったのに、育ててくれた」
「私が迷惑をかけて、親に悲しい思いをさせた」
罪悪感を感じたり、あるいは過剰に親を美化したりします。


逆に
「何で私は親の犠牲にならなきゃいけないのか!」
強い怒りを感じる人もいると思います。







このように感じる根底には、
受け入れてもらえなかった悲しみが存在しています。



子供時代に、自分の思うままに行動、発言して、
怒られたり否定されたりすると、
「私が感じること、考えることは間違っている」
と思うようになります。


私達も少なからず、
自分の気持ちを感じて、表現するよりも
親に怒られないように、嫌われないように、
親を困らせないように、悲しまないように、
親の気持ちを優先してきたはずです。


そして、
親の思うようにしないと愛されないと感じ、
感情を抑えて、自由に表現しないことを学んできました。
   
これが大人が抱える
生きづらさの原因  【自己否定感




このように、怒りが沸き上がる原因には、
悲しみが存在しています。


心の奥に悲しみが満タンになって、
溢れ出しているから、それが怒りとして表現されているだけなのです


その悲しみの存在を知り、
なぜ悲しみを溜めてきたのかを理解することで、
怒りは減っていくと考えています。