心屋仁之助さんの独演会in武道館。
私は何を感じるのだろうかと
自分に興味津々だった。
私もあんな風になりたいとか
大きな舞台に立ちたいとか
そう思ったりするのだろうかと思っていたけど
全然違った。
私は、ただただ
ポヤーンと
幸せな気持ちでそこにいた。
たまに泣いたり、笑ったり。
歌ったり、手拍子したり。
途中
お手洗いも行かせてもらい
浮かんでは消える色んなことを感じながら
そこにいた。
今考えると
赤ちゃんの時みたいだな、わたし。
周りの反応が気になって
人を喜ばせたくて
人に嫌われたくなかったわたし。
人の目ばかり気にしていたわたし。
ああ
楽になったなあ。
この記事に書いたように
以前の私はいい人でいたかったし
いい人になりたかった。
だから
嫌われる要素はとことん排除した。
時には自分の中にあることも認めず
私にはそんな汚いものはありませんという顔をして生きていた。
心屋に出会って
とんでもなく根性の悪い私や
見たくない汚い感情と向き合うのが
とても辛かった。
まさにおえおえゲロゲロの世界。
だけど
それをやって
そんな自分を認めたら
生きるのが楽になったんだ。
天使のようなわたしではないけれど
悪魔のようにヒドイわたしばかりでもない。
白いところも黒いところもある
赤も黄色も緑も青も
色鮮やかなわたしがいる。
私は飛び抜けてスゴイわけではない
けれども
これが私だし
これでいいんだと思えた。
ライブ後半
マイクを通さない
ぢんさんの生歌で感じたのは
心屋仁之助という人も
小さいんだ
ということだった。
器の問題ではなくね
ただの人間
普通の人ということ。
心理カウンセラーなのに
日本武道館でコンサートしちゃって
5600人を動員するなんて
もちろんスゴイ人だし
バックモニターにぢんさんが映ると
おおーぢんさーん！！ってなる。
ぢんさんすごーい！！ってなる
なるけど
あの生歌は
5600人の前では
ぢんさんも
小さい存在であることを教えてくれた
そして
小さい存在だけど
あの歌声はちゃんと聞こえた
ちゃんと届いた
すごく素敵だった
心揺さぶられた。
そして、
「生きる」という歌。
飯を喰らいクソして
ただ起きて息をする
という日常。
人生にはハレの日もあるけれど、
やっぱり
日常、暮らしなんだよね。
わたしの日常は
息子がいて、夫がいて、お隣さんがいて。
息子がご飯を食べて「美味しいー！！」と叫ぶ。
私は「美味しいね」と返して、
息子が汚れた手を彼のズボンで拭かないか気にする。
朝起きて布団の上で「きゅうしゅうしゃ(救急車)」と言う息子に笑い
寝る前に布団の中で2人で歌を歌って
音程も歌詞もめちゃくちゃな息子の歌に笑い、癒される。
夫と息子のエピソードや
意味のない会話をして笑う。
お隣さんとお互いの家族の話をして和む。
近所の梅の花を見て、ああキレイだなあと思う。
高知に住んで良かったなあと思う。
街の中だけどいっぱい星が見えて
海も山もあって
ご飯が美味しくてラッキーだなあと思う。
それが
ちっぽけな私の
ちっぽけな
けれども
今書いていて
涙が出るほど大切な日常。
私がぢんさんが好きなのは
誰か1人が素晴らしいのではなく
心屋塾を始めた心屋仁之助という人が素晴らしいのではなく
神様1人が素晴らしいのではなく
みんな、素晴らしい というところ。
何かを達成したら、すごい のではなく
みんな、すごい というところ。
愛とか感謝とか
きれいで美しいものだけを良しとするのではなくて
悲しみや怒りや嫉妬
色んな感情があっていい というところ。
こんなことをしたら、あなたは愛される
報われる というのではなく
あなたはすでに愛されている というところ。
こうやって生きなさい、ではなく
こうやって輝きなさい、ではなく
自分が生きたいように
自分の本音で
他の誰かになることなく
生きていい というところ。
そして
派手な夢を描かなくても
何かを成し遂げなくても
飯を喰らい、クソをして
起きて、息をする
ただただ
「生きている」だけでいいのだ というところ。
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私がいた席からは
認定講師の方々が座っておられる席がよく見えた。
私はまだ
誰のセミナーもマスターコースも受けていないけど
約３年色んな方のブログを覗かせていただいた。
色んな方の綴る言葉に気付きと安心をいただいてきた。
勝手に背中を押してもらった。
認定講師の方の反応を見ていると
ぢんさんと一緒にノリノリで踊っている方も
手拍子をする方も
じっと座っている方もおられて
ああ、好きだなあと思った。
みんなが自由で
〜すべき！とか
〜しなくちゃ！とか
誰かに自分を合わせることなく
それぞれ色んなことを感じながら
その時の自分を生きておられるんだろうなと思った。
もちろん私の想像でしかないのだけど
そんな姿を見て
私は好きだなあと思った。
✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ
心屋にハマってからの3年。
変わったことも
変わらないこともある。
ただ一つ言えるのは
楽になったということ。
楽になる、って地味。
履歴書にも書けないし（笑）、
10年を振り返ったこの記事にも出てこない。
そのくらい地味だけれども
私にとっては
とっても嬉しい
素敵な変化だった。
10年
批判も賞賛も
クレームも大好きも
嫉妬も羨望の眼差しも
すべて受けて入れて
それでも
歩んできた心屋仁之助さん。
出逢えて本当に良かったです。
10周年おめでとうございます。
チーム桂浜で♡
そして、ぢんさんに献上するために
高知から2キロの米を持ってくるこの人が大好きだ（笑）
おしまい♡
なみぃ
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