「酒好き医師が教える 最高の飲み方」★★☆☆☆ | Jiro's memorandum

Jiro's memorandum

泉治郎の備忘録 読書の感想や備忘録 ※ネタバレ注意
【経歴】 日本株アナリスト、投資銀行、ネットメディア経営企画、教育事業経営、人材アドバイザー、新聞社経営管理、トライアスリート

「酒好き医師が教える 最高の飲み方」(葉石かおり著、浅部伸一監修)

 

醸造業を営んでいるからということもあるが、2年前に90才で他界した父は、ほぼ毎日コップ2杯程度の日本酒を晩酌で飲んでいた。おかずは魚中心でコメは食べなかった。

 

祖父もほぼ同程度の日本酒を毎晩おいしそうに飲んでいた。90才近くまで長生きした。

 

休肝日が大事とよく言うが、祖父と父を見てきたので、休肝日を気にせず毎日お酒を飲んでいる。

 

 

本書では、繰り返し「適量」の重要性を指摘。「休肝日」も推奨しているが、「適量」が特に重要で、1週間でみて1日当たりの適量をオーバーする場合には「休肝日」を取る、という考え方。

 

いずれにしろ、飲み過ぎはよくないようだ。祖父も父も、泥酔したところは見たことがない。

 

自分も、若いころは酒の強さを競って飲んだものだが、最近は外で飲むときもマイペースを堅持するようにしている。

 

 

以下、備忘


 

★お酒の適量

日本酒なら1週間で1日当たり2合。1日1~2合であれば休肝日を設ける必要なし。

ビールなら中ジョッキ1杯~中瓶1本(500ml)。ワインなら2杯(180ml)。

飲み過ぎる日があった場合は、1週間でみた1日当たりの量が適量になるように「休肝日」を取る。

 

赤ワインのポロフェノールは他のアルコール飲料より圧倒的に多い。カベルネが特に良い。

赤ワインは認知症やアルツハイマー症にも予防効果。

 

日本酒のアミノ酸は白ワインの10倍、赤ワインの5倍で、お肌に良い。(高級な)純米大吟醸より純米酒の方がよい。

学習、記憶能力の改善(認知症抑制)にも効果。がん細胞の増殖も抑制。

大腸がんと日本酒の摂取量には正の相関性あり。ただし適量なら心配しすぎる必要なし。葉酸(ブロッコリー、ホウレン草、小松菜、柑橘系フルーツなど)を摂るとよい。

 

ビールにもアルツハイマー予防効果。

 

 

飲み会では、油を使ったものを先に食べると酔いにくい。アルコールは腸で一気に吸収されるので、胃での滞留時間を長くするとアルコールの吸収を遅らせ酔いにくくなる。胃での滞留時間が長くなる食べ物は「油」。オリーブオイルをかけたカルパッチョ、マヨネーズを使ったポテトサラダ、唐揚げ、フライドポテト、など。

牛乳、(できるだけ生の)キャベツ、ブロッコリー、アスパラガス、豆、山芋、オクラなどのネバネバ系、などは胃に粘膜を張る効果があるので、お酒を飲む前や飲み始めに摂取すると効果あり。

 

飲む前に何か胃の中に入れておくこと自体、効果的。特に推奨はチーズ。

 

食中のイチオシは納豆。こまめな水分補給も良く、酒と同量程度が理想的。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※参照

「医者が教える食事術」

「「空腹」こそ最強のクスリ」

「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」

「LIFESPAN(ライフスパン) 老いなき世界」

「酒好き医師が教える 最高の飲み方」

「食べる投資 〜ハーバードが教える世界最高の食事術〜」