カチッとしたコーチングの専門書より、参考になったかもしれません。
諸葛孔明の事例(優秀な人が部下に教えすぎる)など、たびたび織り込まれ、わかりやすくて面白かったです。
以下、備忘
期待しない。期待されるとプレッシャーになる。
信じて、任せて、うまくいかなかったら、仕方ないとあきらめる。
自分と同じと思わない。大半の人はバリバリ働きたくないし、ましてや経営者の視点はもっていない。
経営者は危機感に迫られて頑張らざるを得ないが、大半の人はそういうマインドにならない。
頑張れというと頑張らないが、頑張らないでというと頑張る。
注意しない。質問する。
教えない。答えを言わない。自分で気がつくようにする。一緒に考える。
「できた」という快感の経験を積ませる。
結果をほめると天狗になる。工夫したことなどプロセスをほめると次も工夫しようとする。
いい結果を出したときは、毎回こんなにうまくはいかないよねとハードルを下げてあげる。でもうまくいった要因については考えさせる。
いい結果出したね!と評価すると、次も頑張らなければ…というプレッシャーになる。
競争させない。競争でやる気を出すのは上位の一握りの人だけ。
ニンジン(給与など)でつらない。ニンジンに集中してしまう。ニンジンを得たら頑張らなくなる(また頑張る人もいるが)。
仕事でうまくいったことを自慢しない。失敗したことや苦労したことを話す。
話をよく聞く、理解しようとする。