「自分の頭で考えて動く部下の育て方」★★★★★ | Jiro's memorandum

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泉治郎の備忘録 読書の感想や備忘録 ※ネタバレ注意
【経歴】 日本株アナリスト、投資銀行、ネットメディア経営企画、教育事業経営、人材アドバイザー、新聞社経営管理、トライアスリート

カチッとしたコーチングの専門書より、参考になったかもしれません。

 

諸葛孔明の事例(優秀な人が部下に教えすぎる)など、たびたび織り込まれ、わかりやすくて面白かったです。

 

 

以下、備忘

 

期待しない。期待されるとプレッシャーになる。

 

信じて、任せて、うまくいかなかったら、仕方ないとあきらめる。

 

自分と同じと思わない。大半の人はバリバリ働きたくないし、ましてや経営者の視点はもっていない。

 

経営者は危機感に迫られて頑張らざるを得ないが、大半の人はそういうマインドにならない。

 

頑張れというと頑張らないが、頑張らないでというと頑張る。

 

注意しない。質問する。

 

教えない。答えを言わない。自分で気がつくようにする。一緒に考える。

 

「できた」という快感の経験を積ませる。

 

結果をほめると天狗になる。工夫したことなどプロセスをほめると次も工夫しようとする。

 

いい結果を出したときは、毎回こんなにうまくはいかないよねとハードルを下げてあげる。でもうまくいった要因については考えさせる。

 

いい結果出したね!と評価すると、次も頑張らなければ…というプレッシャーになる。

 

競争させない。競争でやる気を出すのは上位の一握りの人だけ。

 

ニンジン(給与など)でつらない。ニンジンに集中してしまう。ニンジンを得たら頑張らなくなる(また頑張る人もいるが)。

 

仕事でうまくいったことを自慢しない。失敗したことや苦労したことを話す。

 

話をよく聞く、理解しようとする。