「ローマ人の物語1」★★★★☆ | Jiro's memorandum

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泉治郎の備忘録 読書の感想や備忘録 ※ネタバレ注意
【経歴】 日本株アナリスト、投資銀行、ネットメディア経営企画、教育事業経営、人材アドバイザー、新聞社経営管理、トライアスリート


紀元前500年頃、民主的な政治が結構されていたと感じた。
権力はどのように動くのか、安定的効果的な統治の方法は、など考えさせられる。

ビジネス書のように直接的に役に立つ内容はないが、このような本も間違いなく血肉になる。

サラリーマン(給料をもらう人)の語源が、この時代に通貨の代わりになったsal(塩)から来ている、など雑学的面白さも。

ギリシア内のポリス間の駆け引き(アテネとスパルタなど)、ギリシア対ペルシアの戦いも面白かった。




歴史は英語でhistory。story(物語)にhiがくっついた単語である。

フランス語で歴史はhistoria。ただし、物語もhistoria。

イタリア語で歴史はstoria。こちらも物語という意味を合わせ持っている。

ヨーロッパでは、歴史は物語なのです。