「HARD THINGS」★★★☆☆ | Jiro's memorandum

Jiro's memorandum

泉治郎の備忘録 読書の感想や備忘録 ※ネタバレ注意
【経歴】 日本株アナリスト、投資銀行、ネットメディア経営企画、教育事業経営、人材アドバイザー、新聞社経営管理、トライアスリート

経営者、創業者、CEOとしての苦労が生々しく書かれている。

 

 

経営者。

 

雇われる立場ではなく、自らリスクをとってすべての責任を負う立場。

 

これは実際にその立場になってみないと分からないと思う。

 

 

若い頃、「子どもはいいぞ」と先輩方によく言われた。

 

それでも、長らく独身生活や結婚しても子どものいない生活に満足していた。

 

しかし、実際に子どもに恵まれたとき、子どもは素晴らしいと心から思えた。

 

これは、実際に子どもを持たないと分からない感覚だ。

 

どんなに時間をかけても言葉では伝えられない、子どもを持ってみなければ分からない喜びだと思う。

 

 

経営者も同じ。

 

実際にすべての責任を負って経営するという経験をしなければ、その大変さと達成感は言葉では表現できない。

 

雇用されて、毎月ある程度決まった給与が振り込まれる立場の人には分からないと思う。

 

自分は独立して経営者を経験し、大変な苦労もしたが、本当に素晴らしい時間を過ごした。

 

毎日しんどくて、次から次に問題が発生した。しかし、感動するほどいいこともたくさんあった。

 

全く後悔していないし、むしろ、また苦労をしてみたいとさえ思う。





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