この本は日本に長く在住している外国人に意見を聞いてまとめた本です。聞く相手の外国人は金融とかコンサル系の社員だったり会社やお店の経営者だったりするので、結構知的で踏み込んだ意見などもありました。
グローバル化とよく言いますが、まずは自国が世界から見てどういう特徴を持っているのか、理解しておく必要あると思うんですよね。そういう視点で読みました。
まあ、概ね予想の範囲だったんですが・・・
備忘録
■ニッポンの良いところ
礼儀正しい
犯罪が少ない(荷物とか置きっぱなしでも誰も盗まない)
一期一会、出会いを大切にする
和を尊ぶ、自分勝手じゃない、相手を思いやる
よく働く、勤勉
食文化が発達、料理番組が多い、イタリアよりピザがおいしい
時間に正確、電車が1分1秒も遅れない
■ニッポンの悪いところ
自殺が多い、幸福度が低い
よく働く(ワーカホリック)
和を大切にしすぎ、周りに合わせすぎ、空気を読みすぎ
はっきりノーと言わない
フレキシビリティーがない(計画通り、マニュアル通りに動く)
完璧を求めすぎ
リスクを恐れすぎ
失敗を真剣に考えすぎ(失敗や恥の代償行為として切腹は行き過ぎ)
決断できない(部長でさえ社員の意見を集約しないと決められない)
なぜ?を考える教育をしていない
閉鎖的・シェアしない(Facebook的じゃない)
なるほど・・ と思ったのは、日本人が失敗を恐れてリスクを取らない国民性なのは"切腹"の国だったということが関係しているのではないか、ということ。
自殺が多いのも"切腹"と関係があるかもしれませんね。
大好きなニッポン、恥ずかしいニッポン/吉村 克己
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