今後、リスクキャピタルの担い手として事業会社が主役になるべきであり、研究開発費の一部をベンチャー企業への投資に充て、その資金は研究開発費として損金計上できるようにし、一方で新株引受権を取得して投資のリターンも期待できるようにする、という考え方については、妙案だなと思った。
PUC(パーペイシブ・ユビキタス・コミュニケーションズ)―― 使っていることを感じさせず、どこにでも偏在し利用できるコミュニケーション機能 ―― にずいぶん注目している。iPhoneがこれにかなり近いのではないかと思うが一言も触れていない。この本を書いた時期(2007年5月)にはもう発売されていたのだが(2007年1月発売)。
21世紀の国富論/原 丈人
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