一言でいうと、プロ同士の熾烈な競争により市場はきわめて効率的なのでプロとサルの運用パフォーマンスには差がでない、ということ。プロはコストを多くかけている分、成績はサル以下になる。
ただ、市場が効率的だと資金が必要な企業に最適に配分されるため、社会的には非常にいい状態である。なので、成績はサル以下でもプロの投資家の存在意義はある。
投資の入門書であり、割と常識的な内容ではある。名著「ウォール街のランダム・ウォーカー」とかのパクリという感じもする。読みごたえはいまひとつ。
ギャンブルの話のところはちょっと面白かった。”ギャンブルは「国家が愚か者に課した税金」と言われる所以です” とか。
著者・藤沢数希氏のブログ「金融日記」は結構好きです。
なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方/藤沢 数希
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