「アメリカの心」 | Jiro's memorandum

Jiro's memorandum

泉治郎の備忘録 読書の感想や備忘録 ※ネタバレ注意
【経歴】 日本株アナリスト、投資銀行、ネットメディア経営企画、教育事業経営、人材アドバイザー、新聞社経営管理、トライアスリート

★★★☆☆

1979年から8年間——企業の競争力低下(日本の台頭)、社会のモラル低下、双子の赤字の深刻化、などアメリカが自信を喪失してた時期——にウォール・ストリート・ジャーナルに掲載された、アメリカ人のアメリカ人によるアメリカ人のためのメッセージ集と言えよう。メッセージからは、アメリカの新自由主義勃興の息吹を感じる。アメリカのベビーブーマーは10代から20代にこの自信喪失の時代を過ごし、この世代から起業家が大量に生産された。


以下、メッセージの一部抜粋

”世界のリーダー”はいても”世界のマネージャー”はいない

轍から抜け出そう ・・”不変は想像力のない人間の最後の避難所”

小学校中退、田舎の雑貨屋を営み失敗、借金返済に15年、不幸な結婚、下院・上院あわせて4回落選、彼の名はA.リンカーン

大切なのは”何時”ではなく”何” ・・才能があれば年齢は関係ない

かつてはどんぐり ・・ヒルトン、ゲティオイル、みんなちいさなことから始めている




アメリカの心―全米を動かした75のメッセージ (単行本)
ユナイテッド・テクノロジーズ・コーポレー (著), 岡田 芳朗 (翻訳)
KT6のメディア考-アメリカの心