次に見たのは、 | すずめがチュン

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アケノさんを取りまく風景をおとどけしてます。











2014/7/10 撮影

高校の時、

やはり  夕方でした。
 
その頃は
午後の補習授業を終えると
そのまま図書館へ、
 
癖のように
そこに寄って
電車の時間まで居るのが
日課でした。
 
勉強なんかしませんが
ただ、本が好きで、(^.^)
 
その日
つい時間を忘れ 慌てて
駅に向かったものの
電車は出たあと、
 
次は 30分後でした、
 
友人たちは帰ってしまい 
お喋りする相手もいないし
 
仕方なく
そのまま、改札口を出て
階段を上がり
下りて  向かい側の
ホームに出ました。
 
駅舎の上の
もう 暗くなり始めた空を
ただ 眺めて
しばらくたち・・
 
一人だったホームにも
だんだん人が
増えてきた頃
 
改札口を出てくる中に
ダレか
見知った顔がいないかと
目を凝らしていると
 
すぐ後ろで
男性の野太い声がします、
 
振りかえると 
男子学生がひと塊りに
なって
ワアワア言いながら  上を
見上げているので
 
私も振り返り
上を見て 
 
驚いたのなんの!(゚∀゚)
 
そこに浮んでたのは
今まで 見たことも
ないモノでしたから、
 
大きな
3個の光の玉、
それが、圧倒するような
存在感で
真ん前の空に 居ました!
 
居ました、という感じが
するのは
今、思い出しても
やはり そうです。
 
輪郭のはっきりしない
3個の光は
楕円で 大きさが違い
 
オレンジと、
黄緑と薄い紫色で
三つの花びらのように
くっついてました
 
それが、じっと動かずに
居るのです
まるで、こっちを
見下ろしてるように、
 
最初は騒いでた
見物人?も、その内
みんな黙って  
次の展開を見守って
いましたが
 
オレンジさんは
それからも動かす、時々
色がボ〜っと薄くなって
消える?
と思うと
また、鮮やかに輝く
というのを
繰り返しながら15分、
 
とうとう 電車が来て
乗り込みました。
 
電車が出てからも
窓から見続けましたが
 
その後
どうなったのか? 
 
翌日の新聞か
テレビのニュースで
 
「気象観測タコでした」
と、確か発表があったような
 
え、そうなの??
なあ〜んだ、
と思いましたが、
 
今なら、
ウソつけ(-_-)
じゃなかった、
ウソおっしゃい
 
凧があんなに
大きくなったり縮んだり
まるで、脈動してるように
光るもんですか?
 
15分も
動かずにいましたよ、
 
じっと、こちらを
観察してるみたいに
 
と、凧説は
どうしても 信じられない
私です
 
残念なのは
横に いつもの通学仲間が
一人もいなかったこと
 
「ね、あの時のこと
      覚えてる?」
と、確かめられないのです
 
部活帰りらしい
他校の学生たちは
いましたが
 
「おお〜っ!」と言ってた
あの男子学生たち、
 
私と同じように
思い出したり
してるんでしょうかね
 
高校生ですから
1965年頃の
話です。