と言っても・・・
その時 みたのがＵＦОなのか
どうか？
UFOをまだ知らない頃です
中学一年の時
その日は 帰りが遅くなって
もう夕陽が落ちた山並みを
左に見ながら
Y子ちゃんと、家路を急いでました。
堤防の一本道を、
山の上の空が、薄いグレーから
だんだん暗い色になってゆくのが
気になって
ずっと見ながら歩いていると
山のすぐ上に
いつ現れたのか、
なにか、丸く光るものが！
お月さまではない、
色も、大きさも、位置も
直感で そう感じて
二人同時に 足が止まり
見つめていると、
それは、ツツーっと真っすぐに
山の⛰上を
横すべりするように
進んでいき・・・・
見えなくなりました。
なに、あれ！
うん！
と言っただけで、あとは無言、
もう一目散に
走って帰りました
何か 見てはいけないモノを
見てしまった気がして、
翌日、学校で
すぐ隣の地区に住んでいる
Ｅ子ちゃんが、
「きのう、人魂見たよ」と
言うので
「何時頃？、どこで？」と
聞くと・・
同じモノ見てたことが
分かりました。
しかも彼女は 大勢で見たと
言うのです。
その日 昼過ぎから
みんなで集まって
用水路脇の空き地で
お祭りをしてたと、
秋の刈り上げが済んだから
持ち寄りのご馳走で
みんなが
盛り上がってるところへ
それが見えたから、
もう大騒ぎだったと
ダレかが
「人魂だ・・」と言ってからは
人魂だ、という事になり、
すぐ宴会も お開きに
なったと。
あの時の光の玉は
ほんとに
ひと魂だったんだろうか？
違うような気がするのです
今だったら
もっと細かく観察 してます
しっかり見据えてね
例え、何秒かの
出来ごとであってもです
今は たまに、ほんとに
たまにしか
会わないＥ子ちゃんなのに
会えば、まずこの事を
思い出だすのは
あの日見たモノが
それだけ特別なモノだった
という事ですよね、
高校の時にも また
見ましたよ。
つづく