(68) 休み明けは、お客さんが少ないようで | すずめがチュン

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アケノさんを取りまく風景をおとどけしてます。











2014/7/10 撮影

「まだ起きてる?」


  「うん、起きてるよ」


「行っていい?、これから」


  「いいよ、」


 と、電話があり・・・・間もなく 


  店を早仕舞いした、妹とアミちゃんがやってきた。



浮かない顔のふたりに


そんな日もあるよ・・・、と言いながら


 つい今まで読んでいた、「Despertando.me」の


   話をし始める。



 「今、読んでたんだけど、ねぇ、ねぇ


  アシュターのメッセージに、


  『2013年9月には、私たちが伝えた全ての事を確証できる


   大きな意識の飛躍を、あなた方は経験するでしょう 』


  って、書いてあったよ、ほら、ここ・・・・」


   と言うと、


「ほんと!読ませて」


 と、そのまま妹はPCの前にすわり



しばらく、読んでから


 背中を向けたままで、


「ほんとだぁ・・・・・・あのさ、昨日のは読んだ?」


  と聞く。


  「もちろん!、


   『全ての乗員は、ツインフレームと会いたがってます』


     って、書いてあったでしょ、ね、」


「うん・・・・・」


  「『何年も、何ヶ月もかかりません、あと数週間です』


   だって、嬉しいよねぇ、また会えるんだ、ねず山さんと!」


「うん・・・・」



  「・・・・あんまり、嬉しくないみたいだね、」


「・・・・・」


  いつもなら、いっぺんに盛り上がる場面だ、


  「なんで?」と聞くと、



「だって、ホラ」


 と、椅子から下りた 妹は、


  座布団の上に足を投げ出し、そして、ポンポンとお腹を


   二回 叩いて見せた。



  「それが、どうしたの?」と、更に聞く、


 アミちゃんも、メールを打ってた顔をあげ、


   どうしたの?


    という風に見ている。



すると、今度は


  エプロンの上から、わき腹をさすり、


「『用意をしてください! パーティ用の衣裳を着てください!』


 って、書いてあったじゃない・・・・・」


  などと 真面目な顔で言うのだった。



  「うん、書いてあった!


   『私たちも、パーティ用のユニフォームを着込んでます』


   って、書いてあった、たしかに」


  おかしくて堪らなかったが、


   妹に会わせて、こっちも真面目な顔で、そう言うと


  尚も、


「でしょう!」と、またニコリともしないで言う。



  「そんなもの・・・・この身体で、いく訳ないでしょ、


   三次元の肉体で」


「・・・・・・・・・・」


  「夢で初めて、ねず山さんに会った時も、自分は


   どんな服着てたかなんて覚えてないよ、アタシは


    ・・・・・自分だというのは、わかったけど」


「アタシは、覚えてるよ、」


  「あ、そうだったね、フリフリのヒラヒラだったね、、


   ・・・・ま、パンツだけ、穿きわすれないようにすれば


   いいんじゃない!今度は」


「ハハハ、そうだね!」


  アミちゃんは、すでに聞いてない、



  「でさ、今日から数週間あと、という事になると・・・・


   9月15日で、


    同窓会の日なのよね、じつは」


「中学の?」


  「そうそう、丁度ねぇ~、その日辺り」


「じゃ、同窓会どころじゃ・・・ないじゃない、」


  「いや、一応世話役さんだから、ね、


   しっかりカメラ持ってって、空眺めて、見逃さないように


   するけど・・・・・・希望としてはサ・・・・」


「うん、」


  「夜、お宿から外に出て、どこかでみ~んなで


    花火やるみたいなのよ、子どもみたいだけど、


「ほんとにぃ?」


  「うん、 ちょっと・・・・・楽しそうでしょ!」


「まぁね、」


  「その時、来てくれたらなぁ~って・・・思ってるのよ」


「うん・・・」   


  「みんなが花火見て、ワァワァ言ってる時に、


    誰かが、違うとこ指差して、


   『オイ!あれ、なんだ?』って言うわけよ!


    そこにさ、・・・・もう・・・・ネ・」


「宇宙船が、いるんでしょ!」


  「そう!」


「どんな?」


  「どんなって?、とにかく腰抜かすくらいの、


    ・・・・ていうのを、私は望んでるんだけど、


   怖がる人もいるだろうしねぇ・・・・・」


「いるだろうね・・・・じゃ、そこそこので、いいんじゃない」


  「いやいや、せっかくだからね、


    腰抜かす人がいようが、ひっくり返る人がいようが


   やっぱり・・・スゴイ!のが


      いいよ。


   いい思い出になると思うよ、きっと、同窓会の」


「う~ん、そうね、あ・・・・その日は、


  アタシも空見ていよう!


 おねぇちゃん、またお願いするんでしょう


  これから毎日、その日までサ、」


   「もちろん、もちろん!」



  いつの間にか、アミちゃんは寝てましたが。




   つづく