ずい分早く、仕上がってきたので驚いた。
それから一日、いい事が続き
幾つかの小さな幸せで、心は満タンになる。
カメラのない間は、ヒマに任せ
ＰＣに取り込んである、今までの分を、再チェックしていたが
あるわ、あるわ・・・
景色や、雲や、月の横に、
鳥でも虫でもない・・・・木の葉でもないモノが
たくさん 写りこんでいた！
多分、カメラが故障しなければ・・・・
ずっと気づかなかったはず、
ベッドから床に コトンと滑り落ち、いとも簡単に
壊れてしまった時は、がっかり・・・・だったけど
ああ、そうか！なるほどね！
そのお蔭で、
実は ずい分前から、姿を見せていた脇役さん達の
存在に、やっと気づけたわけで、
つくづく、偶然はない！
拡大された写真の中に、ふいに顔を出す宇宙船は
見つかったとたん、
「わっ！と叫んで飛び出してくる、かくれんぼの
子どもみたいに
嬉しそうで、おもしろい！
次々と、手品の様に現れる宇宙船を
「いたいた、ここにも居た！」と
夢中になって、見つけていった。
時には、思ってもみなかった沢山の影に
驚き・・・・
ほぉ～！と、ため息をついて。
大抵、同じ方を向き、極々わずかな時間の差で
影は、くっきりしたり、薄くなったり
それを、ワクワクと
宝物を集めるように、数えてゆく
・・・・数えながら、
一体、この時 ナニがあって、
こんなに沢山の数の宇宙船が、集まっていたのか？
そして、ナニをやって下さってたのだろう・・・・
と、思ったりした。
そんな事を、あれこれ想像し、
ＰＣに向かっていると・・・・時折
誰もいないはずの、部屋のどこかで
不思議な音が・・・・するのだった。
何かを思ったとたん、即
「その通り、」と返ってくる返事、
見えないモノからの返事は、いつも突然で
とりとめもなく、ぼんやり思いに浸っていると
やってくる、
と、・・・・・あれ、今、ナニを考えていたんだっけ？
という風に
せっかく、「その通りだよ！」という答えを
もらっていても、
ぼんやりしてると、肝心な、その前がわからない・・・・
あわてて、今来た道をもどる・・・・
確か・・・ああで、こうで、それから
ここで、こう思って・・・・こうだと思ったはず、と
なんとか、それを思い出すと
改めて・・・・しみじみと満足し
なんでもない言葉が、急に宝物のように
見えてくるので、また
書きとめなければならない・・・・
見えない相手を、怖いと感じるヒマもない。
こんな事で、夜更かししてる内に、
何日かたって
案の定、ひどい頭痛になった。
いつものパターンだ・・・・・
じわじわと、痛みは下に下りてきて、
目から首、首から肩と・・・・凝りだした。
原因は、言わずと知れた、睡眠不足、
天気のせいではない証拠に、
ほんの少し、薄雲のかかっただけの 青空！
それを、チラと見てから横になった。
ベッドの上で 目を閉じると、モヤモヤと
オレンジの雲が、渦を巻き
外の景色とは反対の、暗い空が広がって、
いつも途切れたことのない耳鳴りまで
ひどくなってきた。
・・・・とても、眠れそうにないな・・・
そう思ったとたん、
暗い空が消え、パッと青空になった！
あれっ、と思う間もなく
次には、そこに見えている大きな白い、モノに
釘付けになる
宇宙船だ！
視界の左下に、家の屋根が見える、
そこから 今まさに、巨大な宇宙船が、頭を覗かせ、
上に向かって、ゆっくりと、せり上がってきていた！
宇宙船は・・・今までに、想像もしたこともない形で・・・
理科室で見る、シリンダーの様な・・・・
蛍光灯の細長い電球のような・・・・・
そんな形の、棒状のモノが何本か束ねられてる、
シリンダーの周りは、ほとんど透明、その中に
真っ白な本体がおさまっていた。
シリンダーは、きちんと並んでいない、
飛び出てるモノもあった。
大きさは、とにかく大きい！
ずいぶん低いところまで、下りてきてる大きさで、
青い空を、威風堂々、悠々と横切ってゆくのを・・・
仰向けのまま、つむった目で
じっと、見送った。
その間、２～３秒？、もっと長いような気もしたが・・・・
一瞬だったような気もする、
すぐに、またオレンジの空に戻ったものの、
しばらく、目を閉じたまま・・・・今、見たヴィジョンを
しっかり、心に焼きつけてから
起上がり、メモした。
何日かたって・・・・銀河連邦フォーラムをのぞいて
仰天する！
そこに、あった
ハリウッドスターのラッセル・クロウが、この３月８日
シドニーで目撃、撮影したという、宇宙船の映像に！
ヴィジョンで見た宇宙船に、全く
何からなにまでそっくりだったから、
シリンダー型で、飛び出たモノがあるところまで、
シドニーの実物は、横から見たモノで、
私はそれを 真下から、瞑った目の奥にある、
もう一つの目で、ヴィジョンとして見ている・・・
思わず、ＰＣの中の宇宙船に向かって拍手した。
ついでに、ラッセル・クロウまで、何か遠い親戚の様な
気がしてきた。
日にちも、６日、８日と、
まさしく、同じ宇宙船が、日本上空を通過し
オーストラリアに飛んで行ったものと、思える、
いや、もしかして、いつもグルグル回っているのかもしれない・・
と、嬉しい想像は限りなく
ふくらんでいった。
下は、その時のメモ。
