(34)「そぉ~れ!」と、空に向かって | すずめがチュン

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アケノさんを取りまく風景をおとどけしてます。











2014/7/10 撮影

放たれた鳥は


 まっしぐらに、こっちに向かって飛んできた!


そして、私の左手に止まりそこねて・・・・


 指先をカプっと、口ばしで咥えてぶら下がった。



「イタッ!」


 思ってもみなかった出来事と、痛さに


  驚き、


 慌てて、右手を添えると、


  まだ、飛び始めて間もないように見える


   黄色いひな鳥は、


  手の中で、パタパタと湿った感じの羽を


   不器用に動かしている。



その様子を、見ていた男性は


 一瞬、ニコっとし、すぐにまた


   隣の男性と、話し始めた。


 二人とも、知らない人



私は、鳥を高くかざしてから


  「ほぅ~れ!」と、そっちに向けて放った、


 鳥は、すぐ男性のとこへは行かずに


  横の木の枝に飛んでいき・・・・


 それから、男性の肩に戻った。



   という夢。



 ・・・・・・どんな意味があるのか、とんと


  分からない夢だった。



   ただ、口ばしの感触と 噛まれた痛さだけが


    妙にリアルで、その感触が いつまでも


   残っている。



 ・・・・・ははぁ~ん、そうか?


  と、先日見た 芝生を踏んで歩く夢の事を


   思いだした。



 また、同じ経験をしたらしい、



   そういえば、


 最近、ナニかを食べたり飲んだりする夢も、とても


  リアルになってきた。



夢の中で、美味しそうなものを箸でつまみ


  今まさに、口の中に入れたところで


    目が覚め、


  口の中に、それが


   あるかのように、ゴクリと飲みこんで・・・・


 あれ?



  トロリとした、飲み物をすすめられ・・・・


   口につけたとこで目覚め、暗がりの中でほんとに


    口をすぼめている自分に苦笑する。


   というように、


    とてもリアル、今までになかったくらい



   自分にしかわからない違いだろうが


        確かに違うのだ、




 そんな事を思いながら


  今日で、もう三日連続の 青空を


    庭から眺めている。



 冬の間に囲った、手製の「ビニール簡易温室」の中で


  一階のベランダの花は


    今年も 寒さ知らずだ、


  鉢植えの、プリムラやビオラ、パンジー、ゼラニウム、


   ミニシクラメン、蘭がそれぞれに


    鮮やかな色を競っている。



  そのひとつひとつを、丁寧に見ていきながら


    花殻や、枯れた葉っぱを取り除く、



そして、4~5分おきに、空を見上げる



   何も見えない・・・・・また下を向き


  日向ぼっこしてるキキに向かい、


    「見えないね・・・」などと言って、奥の鉢を


   日当たりのよい処に運んだり


      水やりをしたり、 で、また上を見る



  と、・・・・・・いた!


   今、まさに屋根から出てきたところ!


      二階の屋根の、黒い雨どいの先に


   豆粒のように 小さな機体が


白く 、ぽつっ、と見えた



    ほぼ真上


   機体の輪郭が、銀色に光って


    クリスタルのように輝いている、


  ピタリと真上まで来て、


   それは、もっとくっきりと細部まで見えた


    何故か大きく?


     そして・・・・一瞬、止まったようにも、



   急いで、ポケットからカメラを


      取りだし、構えた時・・・・



 首に痛みが走った、


   しばらく忘れていた痛み・・・・


     いやな予感がする、



  機体は、一度光って、真上から南へゆっくりと


   進んでいく、


  それを写しながら、今朝から続いている頭痛と


     目の痛みも、だんだん増してくるのがわかるが


 止められない!


    結局、豆粒が、ゴマ粒になり、ケシ粒になって


      ついに、空に溶け込んでしまうまで、


  写し続けてから



   ますます、ひどくなってくる痛みに


    やっと終わりにする。



 早めに オヒルを済ませて、水と薬をもち


   抜けるような青空を、横目で見て


   二階に引き揚げた。



 身体が冷たい、だから頭痛が起こるのだろうが


  セットで、いつも目と首まで痛くなるのが厄介


    ・・・・・できたら、薬も飲みたくない


   少しあったまってきたら、もしかして


    治まるかもしれない? と、



   炬燵の上に、水と薬、シップを並べて


     枕を高くし、胸までもぐり込んで


   しばらく


      様子をみることにした。



 でも、そうは上手くいかないのだ、


  目を閉じ、横になると、かえって意識は


   痛みに集中していき、眠れ・・・・ない、


     しばらく、締め切った窓から小さく聞こえてくる


      周りの音の中で


     時々、手の平を冷たい首筋や額にあてては


      ほんの束の間、痛みを和らげる・・・


   というようなことで、気を紛らせていると、



ヘリコプターの音がする、


   小さな音、まだ遠い


  だんだん近づくいてくる?・・・、音がパタパタと大きくなった



  頭の中で、ぼんやりと黒いヘリコプターのシルエットが


    パタパタと、上へ下へゆらゆらと


     揺れているが


 タオルを乗せた、まぶたの裏の空はどんよりと暗く


   すぐに、ヘリコプターは消えてしまい


        音だけがする、



  突然、空が 真っ青な青空に変わった!


   タオルの下の瞑ったままの目は


    驚いて、その青空の中に浮かんでいるモノを


     見つめている、


 空の右下に、浮かんでいるのは宇宙船だった!


   オレンジと黄色と真紅の光が、炎の様に


    下向きの見事な三角形を描いて


     噴射している、



あっ、と思った瞬間


  青空と、三角の宇宙船が


   瞼の中から消えた、


 パタパタという音は、まだ聞こえている



 えっ!・・・・


   今見た 不思議なヴィジョンは?と


     慌てて思いだしていると、


 今度は、飛行機の音がする、いつもの聞きなれた


  音で・・・・・


 アタマの中には、さっきの宇宙船がまだ??のまま、


  それを考え続けていた、



 すると、また青空が現れ、


   今度は別のモノが見える、


  真っ白な、半透明の、真四角の宇宙船だ!


   それが、ひし形の形で浮かんでいる、



それも、すぐに消えたが


  さすがに今度は、驚いて起上がり


    忘れないうちに、画きとめておかなくてはと


   急いで、紙とパステルを用意し


  ベッドに掛け、画きはじめた。



     すると・・・・・


    身体が熱い、我慢できずに、上着を脱ぐ


  まだ熱い、


     次に、白いセーターも


   パステルのついた指先で、汚れるのを


    気にしながら脱ぐ


  それでも熱い、


     靴下も脱いだ。



ふたつの宇宙船を画くのに、10分もかからない、


  そのわずかの間に、身体は汗ばむくらいに熱くなり、


 気が付けば・・・・・いつの間にか


  頭痛も、目の痛みも、首の痛みもきれいさっぱり


     消えてしまっていた!



 どうして?


   ヴィジョンで見た、オレンジの宇宙船と


   白いひし形宇宙船のお蔭か?


  それとも、それを画いたからか?


そう言えば・・・・赤と、オレンジと黄色はチャクラの色だ、


  画いてるうちに、色の魔法でチャクラが活性化して


    身体が元気になった?・・・・・



 もひとつ・・・・以前宇宙人らしき方達がいらして


  診察受けた時も、


 確か、パタパタという音がしてたが、


  黄色い服着た、ヨーダみたいな顔の方がこっち見てた、


   ひょっとして、 同じ宇宙船ですか?


    よかったら、教えて下さい、


  夢の中ででも・・・・ぜひ。

 


   


    

   つづく