三月の天気は、きまぐれで | すずめがチュン

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アケノさんを取りまく風景をおとどけしてます。











2014/7/10 撮影

  きょうは、やった!


 晴れ!


   と思ったのに・・・・


  昼まえには、ポツポツ雨が


    ふりだした、


 とたんに、億劫になるが・・・・そうも


     いかない、


  今日は、どうしても 出かけなきゃ、



 身支度をして 庭にでると・・・・


    信じられないくらい


     あたたかい


   きっと、24~25度はある?



    いつの間にか、


    イジュの後ろにある、ぼけ(木瓜)の木に


      赤い花が 8個もひらいていた


     部屋の中からは、


       イジュの陰で


         見えない



   東がわの、紫木蓮の つぼみも


     割れて、なかから


      羽化の前の、蝶の羽のように


     ぴっちりと畳まれた


      紫の花びらが、のぞいている



    雪柳も


      咲きはじめた、


  きっと、もうすぐ


     ほったらかしに している、幾つかの


       鉢の中にも


       芽が出てくるはず、



   健気な この子たちは、


     気まぐれな、庭の主からの


        世話など


        あてにせず、蓄えた水と


      たまたま、いい場所に置かれた、


       という運をつかむと


        次の春


       また喜んで、芽をだしてくれる、


         ・・・・・はずだ



 少し嬉しくなって


    でかけて 行った、


      雨が やみそうだ



    道筋にある、人家の垣根ごしに、


     梅や水仙の香りがしてくる、


      雨の匂いも少し・・・



   風邪がなおって、


    機能回復した 自慢の鼻が


      いくつかの、花の匂いを


         嗅ぎ分けている、



    春の雨はいい匂いだ!

 

     夏の雨みたいに生ぐさくない、



 帰り道、いつかヘミシンクに出てきた


   石垣のところへ出た


  大きな玉石を積み上げた


   その石垣が


  ヴィジョンとなって現れたのは




  去年の夏


   とても暑い日で、


     クラクラなりながら、その日も


      ここまでやってきて、


     ふと、横を見ると



   石垣にもたれるように、植えてある


     背の低い灌木が、


    玉石の後ろで


       まるで、窒息しているように見える、 




     妙に気になりながら


      帰ると・・・その夜、現れた




   ふしぎな事に、見えたのは・・・・断面で


     玉石のすぐ裏側に、溝があり


       その 後ろに、


    灌木があるのがわかる


    石垣との間には


     水はけと、風を通すために


        溝が掘られていた、



  灌木は、だいじょうぶだった!


    そう 教えてくれたのだろう




    それに、そのときの自分は


      小さくなっていて、


       石の間の土や、枝や葉の間を


         風が通ってゆく様子まで


           しっかり 見えていて


      大丈夫なんだね、と


       ほっとした事を、覚えている




    なんとも・・・・・不思議なヴィジョンだった




   そういえば、


    ヘミシンクで、いちばん最初に


      見たヴィジョンも・・・


     自宅の生垣と、その下に生えている


      小さな苗木


     ・・・のつもりで、


    翌日行ってみると


      それは、10センチにも満たない


       草のようなもの、


     腰の高さぐらいに見えたはずが・・・


      この時も、自分のほうが


        小さくなっていたんだと思う、



   もっと、もっと小さくなって


     見たいモノも


       ・・・・・山ほどあるので・・・・楽しみだ。


    


     つづく