終日、いいお天気に恵まれた 日曜日、 | すずめがチュン

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アケノさんを取りまく風景をおとどけしてます。











2014/7/10 撮影

あ~ぁ・・・とため息をつきながら、


  ベランダから眺める空には、

 

 雲ひとつなくて、


  風はあるけど、暖かい、


いつもは、上に昇る桜島の噴煙も、


 きょうは、風に吹かれて、


   のんびり横に伸びている、



こんないい日だったのに!


 行きたかった・・・



 と、いつまでも未練がましい 自分が


  まだアタマの中で、ブツブツ言ってる


 いちいち、もっともな、その言い分に


  そうよそうよ! と頷く、たくさんの自分もいる



すると、


 今日は、よき事を始める、よき日のはず、


  このままでは、


 よき事を 始められなかった、残念な日!に


  なるよ、と呟く声がした、



振り返ると、いつの間に現れたのか、 

 

 “ 必殺意味づけ仕事人”の姿が、



 「 あれ、いつ来たの、気づかなかった・・・」


「 最初から、ずっとここにいたよ」


 「 そうなの・・・、じゃ、だまって聞いてたんだ」


「 うん、とても、ぼくの出番なんかない感じだったよ」


 「 そんなに?」


「 みんなで、ワァワァ言って、ちょっと静かになったから、


 ・・・もう そろそろ、いいかなと思ってね 」


 「 まぁね、もう十分・・・言ってもしょうがないし」



「 よき日なのにねぇ、」


 「 それは・・・ないでしょ」


「 よきコトを、やったんだから、良き日だったんだよ」


 「よい事って・・・・何を?」


「 まだ気づかないの! 良き判断、 」


 「ん?・・・」


「 行かない方がいい、と決めたことさ」


 「はぁ、…そう言われると、そうだけど」


「 ひょっとしたら、行ってたでしょ、無理してでも、


  ちょっと前の、自分だったら どぉ? 」


 「 そうかも・・・しれない」


「 薬、飲んでいけば何とか、行けたかもしれないよ、


 でも、止めた・・・・・どうして? 」


 「 さぁ・・・たぶん、迷惑をかけることになったら、というのが


  一番の理由だけど、」


「 それだけ?」


 「 そういえば、その時、チラと思ったことが・・」


「 何を、」


 「 今 こうやって、どうしよう?と思ってる事が、何かを始める、の


  ナニか、なのかなって 」


「 ほぉ、なるほど、」


 「 つまり、決めるという行為、」


「 ふんふん」


  「 決めたら、それを信じるという事、


   そうだ!・・・・、そう思って、行かない、と決めたんだ、 」


「 ほらね、」


  「 でも、そのあとがね・・・・・ぐじゅぐじゅと、さっきまで、」


「 今は?」


  「 今は、・・・はっきりとわかる 」


「 ナニを、始めたかが?」


  「 そう!、自分が今日、ナニを はじめられたか!」


「 じゃ、間違いなく、良き日だったということも 」


 「 そうです!、」



  心から、そう思えたのでした、



まもなくノニさんも帰ってきて、


  聞けば、全てが よいコトの連続だったようで、

   

神宮では、拝殿に上がり、偶然、五人だけの


 神事になり、


  それぞれに 戴いた、玉串を


  奉奠し、


春田宮司さまの、一二三の祝詞も、



 と、ここまで聞いて、


 よかったねぇ!を通りこして、スゴいね!



「 たぶん、連れてってくれた人がよかったのよ、


 Sさん、真面目に神主さん目指してる人だから、


  ・・・・なんか神様に、通じるものが、あったんだ 」


 「 そうか~」


「 よかったねぇ・・」


 「 そういえば、お弁当食べてる時、Sさん言ってたよ、


   『 今わかった、結局五人になったのは、五色人様を


      祭ってあるところだからかな、』 って、」


「 へぇ~・・・なるほどね、」



  次、行く時は、絶対 五人以内にしよう・・・


 それにしても、


  春田宮司さまの、一二三祝詞、聞きたかった!



「ほんっとに、・・・・これだけは残念!」


 「 そんなに、」



「 そうよ・・・・地球隠れ宮一万五千年のメッセージ、バッグに


 入れてたんだから、ナイショで 」


  「 なんのために? 」



「 なんのためにって!・・・・・サインもらうためですよ 」


  「ムリ、」


「 いや、五人だけで・・・とか言ってたじゃない、」


  「 だから・・・それはね、


「ナニ?」




 「 つまり、こういう事なんじゃないかな」


「 あ、ちょっとまって」



    これはいいです!


  もらえなかった意味づけ、してくれなくて


     仕事人さん、



    サイン、いつかもらいたいんです私。  


  


   つづく