針しごとに精を出す アケノさんに、
マルちゃんが、いいます。
「やりたい、やりたい、マルもやりたい!」
「ダ~メ!」
「ええ~っ、どうして!」
「あぶないから、おテテ、チクッとして、痛いよ~、
・・・だから~・・・・、 ばあばになったら、やってもいいけどね」
「えっ!・・・」
シ~ン、
「 ・・・マルちゃんも・・・うっ、うっ・・・・ばあばになるのっ? 」
「・・・・・・・・・・・・」
シ~ン、
「なりたくないの?」
「うん、・・・うっ、うっ、・・なりたくないの、マルちゃん」
ごもっとも、ごもっとも!、
そうなんです、みんなね、なりたくないんですよ~
でも、いつの間にか、なっちゃってるんですよ、コレが、
という訳で、
ばあばになるくらいなら、お針なんか、しなくていいモン!、
と、さっさと向こうで、お絵かき始めてくれたので、
はかどる、はかどる、
出来ました!
母にもらってた、ウールの着物 、
あんまり、着ることもないので、
上っ張りに、
袖は中から、船底に縫い込んで、
ちょっと短めだったので、黒い布足して、紐通して、絞れるようにしてあります、
娘たちのむか~しの
ジャンバースカート二枚は、ザクッと切って、裏に、
身頃だけ縫い付けましたよ、
裾は、膝よりちょっと下まで、余った分は裏に折り込んでかがってあります。
エコですね~。