父の想い出とスカーレットのこと | 中野区 クラシックバレエ教室  コスモスの会

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中野区沼袋キャロットハウスフリースタジオにて、レッスンを行っております。
四歳位から幅広い年齢層に対応させて頂いておりますので、お気軽にお問い合わせください。

父は5年前に亡くなりました。命日は4月16日です。

6年前の4月18日に、大好きな八重桜の咲く庭がある、中野の家を離れ、同じ中野区内の介護つきケァハウスに母と入りました。

その一年後の4月18日が父の葬儀となりました。

父は、家族のためにと、しかし、希望を持って、出来たばかりの、ケァハウスに入りました。
ですが、初めての施設の生活には、やはり、なかなか馴染めなかったようです。

その秋も終わりの頃、心と体を壊し、お正月を越してから、入院等をしているうちに、
アッと言う間に、肺気腫で亡くなってしまいました。

"張り切って"入居した、4月18日のちょうど一年後が、本人のお葬式の日!とは…
何とも、切ない気持ちがいたします。

今年は桜も早く、八重桜も例年より、早く、満開となりました。

今、私の家の窓に映る庭の景色は、八重桜の花びらが舞っていて、まるで幽玄の世界です。
(私の家と、実家は庭続きなのです)

晩年は、私を愛しすぎたゆえに、ずいぶん、我が儘を私には言い、それを、
負担にだけ思っていた私は、浅はかな娘でした。

父がいなくなって、もう私を"守ってくれる大きな存在"がいなくなってしまったことを感じ、
心底、寂しく思いました。


4歳下の妹が生まれるまでは、母は病弱で、いつも、入院していて、私は祖父母の家に
預けられている、何とも不安で悲しい記憶が微かにあります。
父が仕事から帰り、迎えに来てくれた時の嬉しさ!

父が、率先して、私に"命"とも言えるバレエを習わせてくれたこと。

貿易の仕事をしていたので、留守が多く、外国から、私と妹それぞれに、よく、絵葉書を
送ってくれたこと。

私が、父と同じ大学に合格した時は、本当に嬉しそうだったこと。

結婚して、新婚旅行から帰るやいなや、私は体を悪くし、ひとつき近く入院してしまった時は心配をかけました。

父の想い出は尽きません!

天国から、いつもそうだったように、私の発表会の無事と成功を、祈ってくれていることと
思います。

以前のブログ記事の"コスモスという名前の由来" にも書きましたが、私が、バレエを
通して、生徒達に伝えたいことは、究極的には、"両親への感謝"だけです。


今日は、父に、お花を生けました。

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後、少し、スカーレットという名前をつけて、可愛がっていたシクラメンのことを書きます。

スカーレットは一昨年秋、深大寺の道沿いにあるお花屋さんで買いました。
葉が多いもの程、良い花が咲くという知識はあったので、とにかく葉がたっぷりの深紅の
シクラメンを買いました。そのシクラメンは、我が家の人気者となり、名前も
スカーレットとしました。
スカーレットは一昨年秋から昨年6月位まで、咲き誇りました。

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昨年暑い夏を迎えて、一時は、はげ山に楊枝が刺さっている感じになり、スカーレットを土に戻してあげようか…との話まで出ましたが、何となく、まだ生命の息吹が感じられたので、
なるべく、庭の涼しい所に置き、夏を越しました。
やがて、秋になり、芽のようなものが沢山出て来ましたが、それは、全て葉っぱでした。
その頃から、タミオの病気との戦いが始まり、シクラメンのことは、私の頭の片隅にも
なかったようです。
習慣としての水やり位しかしていません。
タミオが死んで、私は何も見たくなく、関心がなく…そんな、私の側で、スカーレットは
つぼみをつけたのです!

咲いた花は、昨年冬より、小さめでしたが、何と、えらいスカちゃん!
…貴女のことをずっと手入れもしていなくごめんなさい!
よく、また咲いてくれたね!
スカーレットに励まされました!

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《クラシックバレエ コスモスの会 第9回発表会》
2013年5月3日(金)
なかのゼロ 大ホール
17時30分開演
自由席、入場無料

皆様のお越しをお待ちしております。

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