コスモスの会のブログを見てくださり、ありがとうございます。
今日は"コスモスの会"の名前の由来を書きたいと思います。
まず、2000年頃、私が脚に大きな怪我をした話からします。
忘れもしません。ある瞬間に痛みが走り、その時以来、不調になってしまいました。
何が何だか分からないままに、時が無駄に経過しました。
気持ちが悪い中、少しよくなったり、悪くなったり、仕事は休む訳にはいかず、
いつも不安な気持ちを抱いて過ごした日々は、正直辛かったです。
やがて、痛みが始まった時から、1年9ヵ月後、バレエ外来のある永寿病院で、
骨シンチを撮り、甲の骨が疲労骨折していることが分かりました。
これは関節の中の骨の骨折で、レントゲンには映らず、
どれだけの病院に行ったり、鍼等の治療をしたりしたか数知れません。
動いて教えるのこそ、第一に大切!と考え指導しておりました私にとり、
何ヵ月も動けないという事実は、大変に辛い診断と宣告でした。
あの秋は、ショックから自律神経まで患い、決して休まなかったスポーツクラブ
東京アスレティッククラブ(以下TAC)での指導も暫く休まざるを得ませんでした。
義理の姉のバレエ学園の指導は、約10ヵ月休みました。
しかし、神様は私を見捨てなかったのです。
大変良いアシスタントの先生方が、TACでは私を助けてくれました。
生徒達も私を理解して、助けてくれて、そして人数は、減るどころか、増えました!
私は心安らかに、回復までの日々を待つことが出来ました!
あの時が、ほんの少しの休息だったのか…お花の水彩画を習ったりもしました。
完全に動かなかったのは約1年4ヵ月だったと思います!
やがて、横浜の素晴らしい先生と出会い、私の脚は2003年4月からめきめきと回復しました!
それまでの日々の中で、決意していたのです。
「もう若くないので、これからの人生は自分のやりたいようにやろう!」
私は全てに決定権を持つ、自分のお教室を作りたかったのです!
2003年10月スタートなのに、小綺麗なところが気に入った貸しスタジオを4月から借りました!
このスタジオはやがて、人数の増加と共に、今のスタジオに変わりましたが、とても懐かしい思い出です。
さて、"コスモス"の名前のことです。
私には妹がひとりいて、私は二人姉妹の長女です。
二人共、誕生日が10月末と1週間遅れの11月。
母の趣味は、短歌をつくること、そして、生け花。
二人の娘をそれぞれ、コスモスと山茶花に見立て、
誕生日ごとに、私には秋桜を入れた歌を、
妹には山茶花を入れた歌を贈ってくれました。
母は、私のバレエを誰よりも応援してくれています。
現在、85歳!
体が、圧迫骨折から不自由となってしまいましたが、
私がコスモスの会の話をすると、本当に嬉しそうな顔をします。
コスモスと名前をつけたこと…私の母への感謝の気持ちでしかありません!
母が私を秋桜と見立ててくれた想いを込めて、クラシックバレエコスモスの会と名付けました。
母は今、近くの施設で、皆さんのお世話になって、暮らしています。
バレエでは、母は娘と共に舞台で踊っています!
私が、バレエを通して皆さんに教えたいこと…、それは両親への感謝!それだけです!
笹本瑞江
クラシックバレエ コスモスの会では、毎年、ゴールデンウイークの頃に発表会を開催して、レッスンの成果を披露しています。
来年度の発表会の練習は、これから始りますので、ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。体験レッスンも受け付けております。
お問い合わせは
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