「(争点)大学スポーツの産業化 安田秀一さん、川井圭司さん」(朝日新聞)に関してのコメントしたやつを以下そのままです。
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是非というよりも、日本での産業化に向けて、考慮しなければならないハードルを書いてみる。
①アメリカのカレッジスポーツは州の代表として戦っている、すなわちホームタウン的なものがある。その意味では少しプロスポーツと近い。日本の場合、スポーツに強化費用を多く投資できる大規模大学は首都圏、関西圏に集中しており、卒業生しか応援する動機をもつ可能性が低い。逆に言えば地方に強い大学が必要。地方ならメディアの扱いも大きく、産業化しやすい。
②一部を除き、日本のほぼ全ての大学は観客を呼び込める施設(スタジアム・アリーナ)を持っておらず、練習用の施設だけである。そのため、リーグの運営はホームゲームという概念はなく、公共の会場を利用しての一回総当たりが多く、運営はリーグ主幹であることが多く、各大学に集客のインセンティブがあまりない。リーグにも広告を売ったりサービスを提供したりして観客を呼び込むノウハウを持った人材はいないし、雇う余裕もない。
③①のように卒業生が主要顧客なのにも関わらず、潜在顧客である在学生と体育会の学生の交流が非常に少ない。体育会のメンバーは分離され、在学生の体育会に対する興味は薄れている。体育会は団結力があるので(悪く言えば意味もなくつるんでいる)学内で集団として行動することが多く、気を使って行動しなければその存在感から、悪い印象を強く残すことがあり、上記のようにパーソナリティーを理解してもらう機会が少なければ体育会に対して悪い印象を持つ在学生が増え、結果的に卒業しても応援してもらえない。体育会が勉強しない大学があるのも在学生からの印象を悪くしている1要因であると思う。
