あなたの学習回路を起動、加速させる学習コンサルタントの宇都出です。
先日、読者の方から教えてもらったこちらの勉強本、まだまだ売れ続けていますね。
こちらの本で紹介されている「科学的に効果の高い勉強法」と私のKTK(高速大量回転)法、「あたりまえ化」勉強法との関係については、先日の記事で解説しました。
今日は先日、解説できなかった、こちらの「科学的効果の高い勉強法」について解説します。
・精緻的質問
・自己説明
・インターリービング
まずは精緻的質問。
安川さんの本ではこう説明されています。
「具体的には、勉強した内容に対して、「なぜそうなっているのか(Why)?」、「どのようにそうなっているのか(How)?」などと、自分自身に質問していく勉強法です。」
問いを持つことで、勉強対象への注意が強まり、集中力も高まりますし、引っ掛かる知識も増えて、ただ、ボォっと読むよりは確実に効果は高いでしょうね。
今日はちょっと違う角度から補足解説したいと思います。
それは「精緻化」です。
これは記憶の世界では昔から効果的であることが知られている「繰り返し」のやり方です。
ただ同じ対象を繰り返すだけの「維持リハーサル」に対し、繰り返す中でだんだんと細かい情報に入っていく「精緻化リハーサル」のほうが記憶の定着に効果的なのです。
このブログでは10年以上前によく取り上げていました。
たとえば、こちらの記事。
この「精緻化リハーサル」を行うために、「なぜそうなっているのか(Why)?」、「どのようにそうなっているのか(How)?」といった問い、精緻的質問を行うことはもちろん大事です。
ただ、この問いを持つために必要なのが、「思い出す」(リコール)です。こちらも「科学的効果がが高い勉強法」ですね。
「思い出す」ことで、自分が何をわかっているのか、何がわかっていないのかがわかるので、「問い」が生まれやすくなるんです。
さらに言うと、この「思い出す」というのはけっこうキツイ作業なので、見出しなどをざっくり「読む」というのも「思い出す」ためには大事なんですよね。
「再読(繰り返し読む)」は、「科学的効果が高くない勉強法」とされていますが、実際には、「科学的効果が高い勉強法」である「思い出す」(リコール)をするためにも、必要なんです。
一つの作業・行動を取り出して、効果があるか・ないかを実験・検証することは重要ではありますが、同時に、実際の試験勉強はそういった実験・検証とは違うので、このあたりは注意が必要です。
少々話がズレましたが、だんだんと細かい内容に入っていく「精緻化」は勉強において非常に効果的なので、ぜひ活用してください!
・自己説明
・インターリービング
こちらについてはまた改めて!
科学的に効果が高い勉強法を土台に、加えて、実際の試験勉強で検証を重ねた結晶がこちらです! ぜひチェックください。
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宇都出
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