あなたの学習回路を起動、加速させる学習コンサルタントの宇都出です。
今朝、読者の方から、「爆発的に売れている勉強本がありますよ」というメールが届いていました。こちらの本です。
ほぼ、同時期に出版した私の本と比べて、レビューの数と高さ、そして売れ行き、段違いですね……。恐れ入りました。
この本はこちらの動画の内容がほぼそのまま書かれています。以前、このブログでも紹介したような気がしますが…
内容は上記の動画で確認してもらえればと思いますが、簡単にまとめると次のようになります。
科学的に効果が高くない勉強法
① 繰り返し読む(再読)
② ハイライトや下線を引く
なお、書籍では、さらに
・ノートに書き写す・まとめる
・好みの学習スタイルに合わせる
も、科学的に効果が高くない勉強法として挙げられています。
おそらく、ここで突っ込まれると思うのが、
「繰り返し読む(再読)」=科学的に効果が高くない勉強法
KTK(高速大量回転)法はダメじゃん!?
でしょう。
この「再読」の効果が低いことについては8年ほど前に読んだ、こちらの認知科学系の勉強本(研究書)にも書かれていて、「再読」と「KTK(高速大量回転)法」の違いも含め、5か月にわたって、こちらの本をメルマガで解説紹介しました。
また、近いところでは、5年ほど前に、メンタリスト・Daigoさんの勉強本が、今回の安川さんの本と同じような内容で、ベストセラーになり、それを取り上げつつ、解説しました。
なので、上記の記事などをチェックしてもらえれば、科学的に効果が高くない勉強法=繰り返し読む(再読)と私の勉強法(KTK(高速大量回転)法)の違いはわかってもらえるでしょう。
そして、大事なのは
科学的に効果が高い勉強法は何か? ですよね。
こちらも上記の安川さんの動画でチェックしてもらいたいのですが、こうなっています。
科学的に効果が高い勉強法
① アクティブリコール
② 分散学習
そして、この2つを組み合わせた
連続的再学習
です。
「アクティブリコール」とは、いわゆる「思い出す」です。
これはここ10年、私がかなり強調していることで、新刊『どんな人でも1番結果が出る勉強法』でも、「3つの基本動作」の一つとして位置付けています。
そして、「分散学習」。
これは「集中学習」に対する方法で、確かに、どんな研究でも効果があり!という結果が出ているという、数少ないものです。
KTK(高速大量回転)法的に言うと、「今すぐわかろう」と「ゆっくり・じっくり」読むより、「すばやく・ざっくり」繰り返すほうが、「分散学習」につながり、効果的であるという話になります。
ということで、ほんとその通り!だと思います。
なお、書籍では、以下の3つも科学的効果が高い勉強法として加わっています。
・精緻的質問
・自己説明
・インターリービング
こちらについては、また改めて解説したいと思います。
だんだんと、効果的な勉強法が「常識化(あたりまえ化)」していくのはうれしい限りです。
欲を言えば、私の本も安川さんの本ぐらい読んでもらえれば…と。
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宇都出
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