久しぶりに本棚にあったサミュエル・スマイルズの「自助論」を読みました。
「自助論」スマイルズ 竹内均訳 (三笠書房)
自助論の原本は「Self-Help,with Illustretions of Character and Conduct」です。
この本は明治時代に中村正直が日本語訳した「西国立志編」として出版され、
福沢諭吉の「学問のすすめ」と共に多くの明治の青年に読まれた本です。
自助とは、勤勉に働いて、自分で自分の運命を切り拓くことです。
「天は自ら助くるものを助く」
「自助論」を読みながら、
自分で自分を助けようとすることが、
自分を育てることにもなり、
神様も味方をしてくれるのだな~と
あらためて感じました。
私は誰の心の中にも神様がいると考えています。
自分の中にいる神様(良心)を信じ、
自分の中にいる神様(良心)に正直になり、
自分の中にいる神様(良心)が喜ぶことをすれば、
自分の運命を自分で切り拓き、幸せになることができるのでは・・。
私たちは、自分の中に神様がいることを忘れ、
こんな環境だから自分はダメだ、
アレが無いから自分は何をしてもダメ
と勘違いをしてしまうことがあります。
今起こっていることは必然で、必要です。
今起こっていることは以前自分自身が蒔いた種の結果です。
生きていると、いやなこと、苦しいこと、辛いこともたくさん起こります。
私は悪くない・・と思ってしまうこともあります。
でも、今起こっている事象は、
私がずっと前に無意識のうちに蒔いた種の結果であり、実なのです。
どんなことが起きても、
環境や人のせいにはせず、
自分の蒔いた種の結果だと覚悟を決め、
自分を育てるチャンス!と思って取り組めば、
人格も育ちます。
もし、私が神様だとしたら、
自分を自分で育てようと努力している人には、
たくさんの愛を注ぎ、助けたいと思います。
どんな時も、自分で自分を育てる意識を持っていたいですね。