昨日11月23日は「勤労感謝の日」でしたね。
勤労感謝の日は、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」ことを趣旨としています。1948年(昭和23年)に制定された。制定前は「新嘗祭」として、収穫物に感謝する大事な行事でした。
当社では11月30日、越木岩神社・新嘗祭が斎行されます。
新嘗祭は本来は11月23日(現:勤労感謝の日)に全国的に斎行されていますが、当社では故実に則り11月30日に執り行われております。
さて、最近、学校で給食のとき「いただきます」「ごちそうさま」を言わせることに対して、クレームをつける保護者の方がいらっしゃるという記事を見ました。
給食費を払っているのに「いただきます」「ごちそうさま」を言う必要はないということらしいです。大変悲しい話だと感じました
このブログを見ていただいた方はご存知だと思いますが、食事の前と後に言う「いただきます」「ごちそうさま」という言葉の意味を考えたり、教えてもらっていない方や、食事をいただく有り難さを感じていない方が増えているのでしょう。
簡単に言うと、「いのち」をいただく有り難さや、「御馳走」になったことへの感謝への気持ちを言葉にしたものです。
神道では食前食後に和歌を詠みます。
食前の感謝のうた
「たなつもの 百の木草も 天照す 日の大神の 恵えてこそ」
食後の感謝のうた
「朝宵に もの食うごとに 豊受けの 神の恵みを 思え世の人」
食への感謝、自然への感謝、神への感謝を和歌にしています。
日本人の慣習に倣い、その精神を残した「いただきます」「ごちそうさま」を大切に、出来ればその意味も忘れることなく、日々感じていただけるように次世代へと伝えていきたいですね。
日時 平成30年11月30日(金)
午後2時~ 新嘗祭
午後2時30分~ 報告会(30分程度)
「社叢林の現状報告」
場所 (祭 典) 越木岩神社拝殿
(報告会) 社務所2階
神様の恵みや見守りに感謝するお祭りですので、是非ご参列下さい。