10月1日。
8月末の不動明王献灯祭、そして9月に入ると越木岩泣き相撲・秋祭(例大祭)を斎行致しましたので、8月・9月は当社にとって本当にあっという間に過ぎていきましたが、平成29年もあと三ヶ月となりました
さて、10月は「神無月」と言いますが、本来神無月とは旧暦10月のことです。(本年は、旧暦10月朔日は11月18日。)
旧暦10月は何故『神無月』というのかは皆さんもご存知だと思います
「な」は「の」の意で、「神の月」すなわち、神祭りの月という意味で、10月は収穫の時期で全国的に秋祭が斎行されます。
また天皇陛下が天照大神に新穀を奉る神事=神嘗祭が行われることから「神甞月」、また「雷無月」・「雷無月」・「刈稲月」等諸説あります。
最も有名なのが、全国の八百万の神々が出雲の国に集まる月で、他の土地では神様が留守になるので「神無月」といい、出雲では「神在月」と呼ぶという説です。各地に神無月に纏わる説話・伝承・風習も多くありますが、出雲地方の風習・伝承が全国に広がり、旧暦10月の異称として用いられることになったのではないかといわれています。
全国の神々が、旧暦10月11日から17日まで7日間、出雲の地で神事(幽業、かみごと)、すなわち人には予めそれとは知ることのできない人生諸般の事などを神議り(かむはかり)にかけて決められるといわれています。
男女の結びもこのときの神議りであるといいますので、出雲大社は縁結びの神様として大変有名になっています
神々が集う出雲の各神社では「神迎祭」に始まり、「神在祭」、そして全国に神々をお見送りする「神等去出祭」が行われます。神々が滞在される7日間、出雲大社の摂社・上の宮で、縁結びや来年の収穫など諸事について神議りが行われます。また、神々が宿泊する宿となる出雲大社御本殿の両側にある十九社でも連日お祭りが行われます。
幽業ですので計り知ることも出来ませんが、7日間は全国神様大会議というところでしょうか。しかし神様がお社に全くご不在になられるということはないということです。
もちろん、当社の神様も