映画『君の名は。』 | 越木岩神社ブログ

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皆さんは観ましたか??

映画『君の名は。』

公開から1カ月で、観客動員数774万人、興行収入は100億円を超えたそうです。


『君の名は。』は、飛騨の山深い田舎町・糸守町に暮らす女子高生・三葉と、東京の男子高生・瀧が入れ替わることで起きる、すれ違いの切ない青春ストーリー。


主人公の三葉の名字は宮水で、瀧と2人とも水に関連する名前なのですが、三葉の名の由来は、新海監督によると「直接的にはミズハノメ、水の女神からです」と、自身のツイッターで明かされているそうですね!!


ミズハノメは『古事記』に登場する神様で、代表的な水の女神様「弥都波能売神・罔象免神(みづはのめのかみ)」です。
当社にも末社・水神社(御神水所)に罔象免神がお鎮まりになっています。


また、三葉の住む糸守町の中央にある糸守湖は、長野県の諏訪湖がモデルとされ、三葉が宮水神社のご神体に向かう道中で見かけた神木も、諏訪の御柱祭で使う「御柱本見立て」を連想させます。
監督さんは長野県佐久出身のようで、郷土を思い出しモデルとしているのでしょう。


郷土を思い、また神様のお名前をお借りした作品は、日本人である観客の皆さんにもどこか奥深くで通じる感覚的なものがあるのでしょうね


ジブリの作品にも神話や精神世界が散りばめられ、道徳的なメッセージが人間味あふれるタッチで 伝わってきますが、『君の名は。』にも同じ魔法が散りばめられていることが、ヒットの理由なんでしょうか