昨日、神道青年近畿地区連絡協議会の役員会を、日吉大社・社務所をお借りして開催して参りました。
日吉大社は、比叡山の麓に鎮座します。
およそ2100年前、崇神天皇7年に創祀された、全国3800余の日吉・日枝・山王神社の総本宮です。西本宮と東本宮を中心に約40万m²の境内に約40のお社があります。
『古事記』に「大山咋神、亦の名を山末之大主神。此の神は近淡海国の日枝の山に坐し」とあるのが初見で、日枝の山(ひえのやま)とは後の比叡山のことです。かつては「日吉」を「ひえ」と読みましたが、第2次世界大戦後に「ひよし」を正式の読み方としたそうです。
元々の信仰の地は、牛尾山(八王子山)山頂にある磐座です。磐座を挟んで二社の奥宮(牛尾神社・三宮神社)があり、現在の東本宮は崇神天皇7年に牛尾神社の里宮として創祀されたものと伝えられています。
通称として山王権現とも呼ばれています。最澄が比叡山上に延暦寺を建立し、比叡山の地主神である日吉大社を、天台宗・延暦寺の守護神として崇敬し、中国の天台宗の本山である天台山国清寺で祀られていた山王元弼真君にならって山王権現と呼ばれるようになったそうです。今でも日吉神社の大祭の時には、天台宗の僧侶が玉串を奉奠し、お経をあげるそうです。
平安京遷都の際には、この地が都の表鬼門(北東)にあたることから、都の魔除・災難除を祈る社としても祀られています。
当社の兼務社である津門日吉神社の総本宮ということでもありますので、日吉神社の世話人の方々とは数年毎に参拝に伺っております(^_^)
日吉神社の社叢林・杜とそれを包む空気を感じ、そしてその中を流れる小川やせせらぎの音を聞くと、いつも私を清々しい気持ちにさせてくれます
特にいいな~と思うのが、境内の中にはその地の特性を活かしてか、いくつかのお社の周りに溝があり、そこを水が流れているんですいつも清められている感じがして、神様も気持ちが良いでしょうし、参拝させて頂いても気持ちが良いです