木曜日のみやじです、こんにちは
先週に引き続き、島根県邑南町 A級グルメ立町 への道です。
単価の高い和牛やお酒を販売するため、
産直市の次の一手を考えていた邑南町。
手がけたのはネットショップです。
なんと、行政自ら地元農産品を販売するサイトを立ち上げてしまいました。
行政でおそらく初となるカード決済とリスティング広告の導入。
未収金を県外まで回収に行くなどの苦労もあったので、
とりっぱぐれがなく売上も伸びるクレジット決済を導入するなどして、
立ち上げた初年度326万円だった売上が5年後には3000万円になった。
その段階で民間(JA)へ移行した。
実現しませんでしたが、
「本当は産直市とネットショップは同一事業者が運営していることが
理想です」
とのこと。
産直市がネットショップの倉庫を兼ねるわけだから、
物流などのオペレーションが楽になりますね。
行政がネットショップを立ち上げ
成長させてからJAに委託する。
他の地域が聞いたらびっくりするような内容かもしれません。
ですが、地方に行けば行くほど行政は
産業振興や定住対策のためにリスクをとって活動しなければならない
という強い想いを感じます。
▼ みずほスタイル
(島根県邑南町の特産品を集めたネットショップ)
行政で運営していた当時、ネットショップが順調に推移するも、
売り上げのかなりの部分が石見和牛の売り上げで、
「石見和牛のためにやっているのか」という声が挙がってきたそうです。
石見和牛以外も売れるように、メディアに掲載してもらおうと
働きかけたそうですが、「何か賞を取るなどしてもらわないと
なかなか取りあげることは難しいよ」という反応が返ってきたそうです。
そこで次なる一手を考えました。
続く