今年喪中ハガキを書きました | 乳がんサバイバー5年め年金生活突入です

乳がんサバイバー5年め年金生活突入です

今思えばコロリン達夫婦は小学校の教科書に載っていた「蟻とキリギリス」のキリギリス生活を送っていたのだと年金生活になってやっと気がつきました
トントンの生活習慣病は自覚無しの危機的状況、コロリンは乳がんサバイバー5年目
現在節約生活頑張ってます

 

 

11月の末になると

郵便受けに喪中ハガキが届きます

それは広告チラシの間に挟まって

束を取り出すとポトリと音を立てて

玄関タイルの上に舞い落ちてくるのです

 

そして

 

今年コロリンの出した喪中ハガキも

そんな風にみんなの所へ届いたはずです

 

今年

父さんが他界しました

 

90歳男性

そんな文面の喪中ハガキは

年齢を見ただけで目にも止まらず

誰からも流し読みされてしまうはずですね

 

だってコロリンがそうだったから

 

それどころか

90歳まで生きておめでたいって

「遺族もほっとしてるだろうな」

なぁんて()思ってたから

 

でも喪中ハガキを出す身になって

そんなノーテンキじゃないって

わかりました

 

90歳まで生きていたお爺ちゃんでも

いなくなるのは寂しくて辛いんだって

 

 

父さんがね(*´ω`)良く言ってた

「死んだ親父の分も長く生きるんだ」って

 

父さんの父さんは

父さんが10歳になる前に

結核で亡くなりました

ほどなく母さんもがんで亡くなり

三兄弟は別々に親戚に引き取られ

それぞれの人生を歩きました

 

そして

生きぬいた父さんの90年間でした

 

いまごろ空の上で父さんは

若く亡くなった父さん母さんに会ってるかな

 

そして

 

父親のいない人生がどんなに

厳しかったか寂しかったか

 

なんで

もっと長生きしてくれなかったのか

恨み辛み山程父さんに言ってるね

 

でもね

言い尽くしたら

 

10歳に戻って

しっかり抱きしめてもらいなね

 

それから忘れないで

「俺にはひ孫がいるんだ」って伝えて

 

そうそう

5人目のひ孫が先月生まれたのよ

男の子だよ

 

それから

父さんが心配してた母さんは

あれから程よくボケが進んで

施設の仲間と元気にやってます

 

あとは私達に任せなさい

 

今夜の星空は

やけに賑やかに煌めいて騒がしいです

きっと

父さんの弟達も集まって家族で

鍋でも囲んでいるのでしょう

 

お疲れ様(^^)父さん

わかっていても

まだ

会いたいよ

声が聞きたいよ

 

お爺ちゃん

90歳まで生きてくれてありがとう