フィギュアといえば、金の羽生くん、転倒等で本人としては納得いく演技ではなく、記者会見で開口一番「すみません」だったと読んで、良くも悪くもああ日本人らしいなと思いました。本人はもちろん応援してくれる皆の期待に応える演技じゃなくてすみません、なのだろうけど、金だよー!もっと自信もて~!
アルゼンチン人だったら、理解不能なこの場面での「すみません」。金だよー、何でもっと喜びを爆発させないの?転倒なんていいじゃない、どうせ他の人も転倒したんだし、金だったんだから!と言うだろう。
まずもって普段からなかなか謝らない国民。日本みたいに「すみません」や「ゴメンね~」が潤滑剤になっている国から来ると、ここは言い訳・自己保身天国である。(ついでに言うと、知らない事を聞かれても「知らない」ということを認めたがらないので、上司に対しても堂々とウソをつくとの話)
例その1。
パーソナルトレーナーが直前キャンセルが続いた。携帯にメールで連絡が来ていたんだけど、直前連絡。いつも肌身離さず携帯を確認してる訳じゃないから、あまりにも直前にキャンセルするなら電話くれ、と文句言ったところ言い訳の嵐。痛くて起きれなかったのー、とか、もっと早く来るって言った業者が直前になって来たの~とか。
私の結婚式に来ると言って、数日前に旅行で行けないと言って来た時も同じく。こっちとしては、キャンセルされる時点で、キャンセルというその事実は覆される事はないと分かっているのだから、特にキャンセルの理由をクドクド説明されなくてもいいのだ(クドクド説明されると、言い訳がましくて白々しく感じるんだけど、どうにも自分を正当化しないといけないと思ってるらしい。結婚式に行けないと言ってきた時は、「友達が勝手に予約しちゃってもうお金も払ってるみたいだし、ほにゃらら~」←ちょっとあたしのせいじゃないアピール。来てくれるっていうのを楽しみにしてた私としては、「いいよ、いちいち説明してくれなくても」って感じ)
例その2。
先日スウェーデンに帰った友達。犬を連れて帰るので、飛行機の予約をする前に、航空会社と提携してる動物の輸送会社に連絡して、希望の日に犬の輸送は大丈夫か確認。OKだったので犬の分もチケットを買って数日後電話が。「フライト日は週末なので、犬の輸送は追加で600ドルです」。どっかん




ひとしきりその話題で盛り上がったあと、「せめて最初に、すみません、の一言があればこっちの気持ちも少しは落ち着くのに、いきなり自分は悪くないって言い訳になるからこっちも頭に来るんだよね」と言うと、「ウンウン」と一同同意。
何でもかんでも謝るのもやり過ぎだけど、言い訳が過ぎるのも困りものです。