付加価値税率(消費税に相当)は、書籍や観劇のチケットなどは6%、食料品が12%、それ以外は25%。給料の多くを税金として払い、物価も高め。外で飲むワイン一杯、一番安くても1500円は行くかも?
でも学校は大学まで無料、何歳になっても、訓練学校の門戸も広い。年齢や経済的負担を気にすることなく、やり直しが聞くんだそうです。スウェーデンへの移民達が受けるスウェーデン語学校もタダ。
もちろんこれらには膨大な税金が使われている訳で、道理で、共働きが普通、健康な人は全て働いて納税するのが当然な訳です

現地に住む友人と会った時のこと、向こうで大学院に行って(タダで。今は学部生の留学生は授業料を払わないといけませんが、数年前までは留学生も授業料無しで、それにタダ乗りして卒業後母国に帰る外国人が多かったので、授業料徴収することになったのだそう。確かに、卒業後スウェーデンで働いて納税してくれないと、スウェーデンの納税者に対してフェアじゃないもんね
)、現地人の彼とサンボ(同棲)ビザをもらって働く彼女。あ、面白いのはこのサンボビザの存在。スウェーデンでは、同棲と結婚はほぼ同じ権利が認められているので、結婚する人があまりいません(しても、離婚する人も多いしね
)。スウェーデン人同士ならそれでもいいかもだけど、片方が外国人の場合、サンボビザというものがあり、それで現地に住んで働くことも可能。数年経過したら永住権がもらえるらしい。他の国では聞かないビザの種類です。で彼女が言っていたのは、スウェーデンの移民になってから(この場合、サンボビザ取得してから)三年間は、移民の就職を促進する為に、移民が就職したら給料の半分を政府が払う仕組みがあって、彼女もそれに助けられたのだそう。もちろんこれも税金から出ているのですが、今、スウェーデン国外の出身者が人口の10%を超えたとのことで、彼らにいち早く社会に溶け込んで就職=納税してもらう為に、政府も必死なんですね。
今回パートナーのお母さんが今まで住んでいた家が大き過ぎるので小さなアパートに買い換えることになったのだけど、売買の利益の30%が税金で持ってかれるそう。この二つの話が妙に個人レベルで繋がった瞬間でした

私もいつかスウェーデンに引っ越すかもしれない身、仕事がなくて肩身の狭い思いをしないように、今からどこでもできる仕事を考えねば

ところでアルゼンチンの付加価値税は21%、何に使われているのだろう…
納税者の皆さん。スウェーデン軍の人達かな?王宮前で。彼らを先導するのが、馬に乗った女性の警察官の一行でした。かっこよかった!
旧市街


