毎月恒例の学校の課外授業、今月はブエノスアイレス誕生の場所、レザマ公園。
実はブエノスアイレスは二度誕生してて、この公園は1536年の一度目の誕生の場所。この時は、先住民に破壊されて、一旦スペインに退散したのでした。ロシア正教会や、
100年以上歴史のあるカフェBar Britanicoなどがあります。ちなみに、1982年のイギリスとのフォークランド(ここではマルビナスと言います)戦争の時は Bar Tanicoに改名させられたそうな。
ちなみに、下の像は一度目の建設の父、ペドロ・デ・メンドサ。
ここに行く前に立ち寄ったのが、Club Atléticoという、独裁政権時代の政治犯収容所の跡地。高速道路建設の為、埋め立てられたのを、今発掘している最中。チリなど他の南米の国々同様、ここも1976年から1982年のフォークランド戦争までの間に独裁政権が存在し、政治犯と見なされた人々、約三万人が殺害されたり、行方不明になりました。あまりにもその数が多すぎるので、殺害後の死体処理の手間を省く為に、薬で意識を失わせてから、飛行機で上空から海や川の上に落としたこともあったそうです。まだ生きてるのに! フォークランド戦争でイギリスに負けたことがきっかけで独裁政権は崩壊、今は国内に多くあった収容所の場所には記念碑が建てられています。
人間って、本当に忘却の生き物。いつになったら歴史から学ぶ日がくるのだろうか…