川越style「紫水(しすい)」和菓子店 上生菓子・きんつば 大手町 | 「小江戸川越STYLE」

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「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

川越に新たな和菓子の個人店が誕生。

久方ぶりの川越の和菓子店の新店です。


繊細に、そして色鮮やかに、
四季折々の光景をうつす上生菓子。
 

2023年8月にオープンした和菓子店が、「紫水(しすい)」さん。

お店があるのは、川越市大手町。

川越市立中央図書館がある通り沿い。

川越郵便局の斜向かいにあります。


「和菓子 紫水(しすい)」
川越市大手町12-2
営業日
水曜日〜土曜日
10:00~17:00
049-270-2842
Instagram:
https://www.instagram.com/shisui.wagashi/
 

川越に誕生した和菓子の新店。

紫水さんでは、手作りした和菓子、上生菓子やきんつばなどのお菓子、赤飯を提供しています。

ハレの日に最適な上生菓子に、気軽なおやつとしてのきんつば。

使い分けができるお菓子を揃え、様々なシーンで使える和菓子を提案しています。

 

お店には、地域の人を中心にリピーターが多くいるお店。
日々反響が大きいお店で、お店のInstagramを見て、という人も多いそう。

きんつばはテイクアウトして食べ歩きする観光客の姿も。
一番街や時の鐘からもほど近いので観光客もいますが、圧倒的に多いのが地元の人々。

家のおやつとして、上生菓子やきんつばを買い求める人も多く、川越郵便局や川越市立中央図書館の行き帰りに立ち寄る人も多いそう。

また、日常使いの他、手土産・贈り物として買い求める人も多く、手土産は逆のパターン、「人から貰って美味しかったので」と贈られた側がその後お店にやって来ることもあるという。

 

そして、上生菓子と言えば、お茶。

新しい感性が注ぎこまれ、一つ一つ丁寧に手仕事で作られた上生菓子には、お茶関係の人たちから熱い注目を集めています。

お茶に携わる人たちにとって、待望のお店、と言ってもいい紫水さん。

「上生菓子を手作りして扱っているお店が少ない」

という面から、大きく支持されています。


川越で新しいお菓子屋さん、紫水さん。
お菓子の街、川越。
川越には個性溢れる多種多様な個人のお菓子屋さんがありますが、新たに仲間入りしたのが、紫水さん。
川越は、昔から続く老舗和菓子店に、新しい時代の洋菓子店、さらに近年は個性溢れる多彩な個人店の和菓子店・洋菓子店が増え、お菓子文化の裾野が広がっています。
お菓子の中でもジャンルに特化したお菓子店も増え、焼き菓子専門店、ワッフル専門店、シフォンケーキ専門店などのお店がある川越。
 

中心市街地だけでなく、市内各地域に地域密着のお菓子屋さんがあり、それぞれが地域に親しまれています。

紫水さんが新しいのは、いろんな切り口で語ることができますが、まず挙げたいのが、川越に誕生した新しい和菓子店であること。
どこかに本店があるわけでなく、全くのゼロからの立ち上げという意味で、川越で、いや、世の中としても和菓子店の新規立ち上げは新鮮な話し。
川越は古くから和菓子文化が定着し、老舗も多い街ですが、洋菓子のお店のオープンが街を賑わせている近年での、和菓子店のオープン。

商品アイテムを絞りに絞って、厳選した本当にいいもの「だけ」を置く和菓子店。
「一つ一つを丁寧に見せ、一つ一つを丁寧に伝えたい」
すべての和菓子に豊潤なストーリーが根底にあり、凝縮された形としてこの和菓子たちがある。

こだわりにこだわって考え抜いたものは、どうしてもたくさんは用意できない、自分が本当に自信を持って語れる商品だけを並べようと思ったら、紫水のお菓子は少ないように見えて、実は多いのかもしれません。

 

紫水さんで、特に大事なお菓子が、上生菓子。

上生菓子は常時6種類を用意し、月替わりで変化していきます。

他に、節目の行事、お正月、バレンタイン、クリスマスなどに合わせて限定上生菓子も作っています。

行事があって、行事に合わせるお菓子としてあった上生菓子。

上生菓子は米粉や小豆といった豆類を原料に使い、バターなど油脂を使わず、小麦粉も使わないので、ヘルシーなお菓子でもあります。

伝統を意識しながら、形や色などオリジナルも考案しています。

見た目にも美しく、食べるのがもったいなくなります。

和菓子は、まんじゅう・ようかん・せんべいなどの、日本の伝統的なお菓子全般を指す言葉です。
上生菓子は、そんな和菓子の中でも、特にこだわりをもって作り上げた和菓子を指します。

職人の手によって手作りされています。
和菓子の技術が詰まった最高級品。
草花や自然をモチーフに使うことも多く、見ただけで日本の四季が感じられます。
季節感を大切にすることから、季節限定が基本。

 

日本の四季を感じるお菓子。

四季を表現したお菓子。


季節のイメージをふんだんに採り入れながら、上品な味に仕上げる上生菓子は、これがあってこそという、和菓子店を和菓子店たらしめているお菓子でもあります。

紫水さんの上生菓子には、繊細な仕事が光ります。
お茶の席に欠かせないものでもあります。

正式なお茶席以外にも、家でお茶を愉しむ時のお茶請けとしても選ばれています。

生感のお菓子を好む人は普段からこちらを選ぶそう。

上生菓子の季節感は、
春だったら外せない桜に、菜の花、蝶々などがテーマとなり、
季節が巡り、秋になれば、柿や萩、菊の花、紅葉、水面に映った月などなど。

季節ごとのお菓子があり、季節を楽しむお菓子。

これぞ日本の美・風景というお菓子は、見ているだけでも楽しいもの。。。


上生菓子の中に色々な種類があり、紫水さんでは、練り切り、外郎(ういろう)、大福などを作っています。
練り切りは、白生餡に砂糖、山の芋や餅粉を加え、よく練りながら炊き上げます。
この生地に色合いを付け、四季折々の花姿や風物をかたどる。
繊細な細工をほどこしたものが練り切りです。
程よい柔らかさと粘り気があるため、細工しやすい特徴があります。色も白いため着色しやすく、和菓子職人が思い描いたイメージの上生菓子を作りやすい。
練り切りだけで上生菓子を作ることもあるし、中に別のあんを入れた上生菓子を作ることもあります。

外郎(ういろう)は、うるち米、もち米などの米の粉に砂糖を加えて 蒸したお菓子。
和菓子屋では生菓子の素材のひとつとして使います。
生地が熱いうちに素早く正確に成形しなければならず、どこから見ても中に包んだ餡がうっすらと透けて見える様に
均一の厚みで包餡するには熟練の技が必要です。
菓子の味はもっちりとしていながら、あっさりと滑らかな味わいをしているのが特徴です。

 

気軽なおやつとして、きんつば。

きんつばは、餡子そのもの、というお菓子で、餡子を100%味わえるお菓子。

一般的に、寒天を使うきんつばもありますが、紫水さんのきんつばは餡子だけ。

餡子を100%味わえるというのは、餡子100%だからなのです。

餡子を焼きながら形を作っていく製造工程で、最後、注文を受けてから仕上げとして一つ一つ香ばしく焼いて提供しています。

まさにTHE・餡子の味わいで、餡子好きにはたまらない逸品。

 

 

紫水さんでは、今後、色々なフレーバーのきんつばも提供予定です。

 

紫水の店主・小形さんは、川越出身。長く出版業界に従事していました。

20年ほど料理の専門書の編集者として働き、特にフランス料理・イタリア料理に深く接してきました。

ちなみに小形さんの弟さんは、人形町でフランス料理のシェフを務めている。

取材の中では、フランス料理以外にも食の関係者に会うことも多く、その時に衝撃を受けたのが・・・

日本の和菓子職人の、練り切り。

 

「小さい4㎝ほどの大きさのお菓子で、日本の四季表すことが凄い」

 

と感銘を受けた。

 

「よくよく考えたら自分たちの日本に素晴らしいお菓子がある」

 

西洋料理に携わる機会が多かっただけに、もちろん西洋料理の素晴らしさも理解していましたが、日本の和菓子の感性・技術の圧倒的高さがより際立って感じました。

もともと手作りすることは好きで、和菓子も東京中の名店、地方も合わせて各地を食べ歩いていました。

そうして、「自分で和菓子を作ってみよう」と一念発起。

編集者から和菓子職人へ。

和菓子専門で製菓の専門学校へ2年間通い、その後、都内の和菓子の有名店数店で修行しました。

転職を考えてから10年の月日を経て、川越で和菓子店「紫水」をオープンさせました。

 

 

紫水さんはお店での展開に加え、イベント出店する機会もあり、初めて出店するのが、2024年3月10日(日)ウニクス川越・ウェスタ川越で開催される、「小江戸川越お茶と暮らしMarket」。

代名詞となっているきんつばをその場で焼き上げて提供するのに加え、抹茶のわらび餅、上生菓子などを提供します。

(川越style「小江戸川越お茶と暮らしMarket」3月10日ウニクス川越・ウェスタ川越
https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12837042439.html

「小江戸川越お茶と暮らしMarket」
2024年3月10日(日) 10:30〜15:00
ウニクス川越にぎわい広場&ウェスタ川越交流広場
少雨決行・雨天中止 イベントは予告なく変更になる場合があります
入場無料
主催:川越Farmer's Market
共催:ウェスタ川越
協⼒:⽇本茶インストラクター協会埼⽟県⽀部、風雅の会 真鍋宗正一門、川越藩行列保存会、川越の街にきもの姿を増やす会

繊細に、そして色鮮やかに、
四季折々の光景をうつす上生菓子を提案しています。

 

「和菓子 紫水(しすい)」
川越市大手町12-2
営業日
水曜日〜土曜日
10:00~17:00
049-270-2842
Instagram:
https://www.instagram.com/shisui.wagashi/