川越style「MONJI(モンジ)」アジアンバル 中華をベース創作料理の酒場 新富町 | 「小江戸川越STYLE」

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「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

地元人が集う川越の人気酒場。

 

2023年4月にオープンしたのが、アジアンバル「MONJI(モンジ)」さん。

お店があるのは、川越市新富町2丁目。

本川越駅から南へ、西武新宿線踏切、ときわスポーツさんがある交差点近くにあります。

一階が美容室「Biew」さんがある黄色とグレーのツートンカラーの建物二階。

本川越駅・川越駅・川越市駅のどの駅からも行きやすい場所にあります。



「MONJI(モンジ)」アジアンバル
川越市新富町2-32-4小澤ビル2階
営業時間
18:00〜27:00

水曜日 18:00〜24:00

定休日 木曜日、日曜日休みの時もあり
049-228-2526
Instagram:
https://www.instagram.com/monji_kawagoe/

MONJIさんは、中華をベースにアジアな料理と美味しいお酒が楽しめるアジアンバルです。

店内は、テーブル席に、奥にはカウンター席があります。

2階にあるので西武新宿線の電車を見下ろすロケーションです。

 

「おや?」

とすぐ気づくのが、入口に駄菓子が置いてあること。

実は駄菓子屋としての機能もあるMONJIさん。

なぜ駄菓子を?

というストーリーはこの後明らかにしていきます。

「駄菓子」と店名の「MONJI」からあるお店がピンと来た人はある世代に必ずいるはず。

そのお店が由来となって名付けられた、MONJI。

 

MONJIさんは今の川越で圧倒的人気の酒場。

本川越駅・川越駅・川越市駅のどの駅からもアクセルしやすく、既に地域の常連が多くいるお店です。

川越の酒場を呑み歩き、知り尽くしたコアな面々から絶大な支持を得ています。

中でも同業、同じ飲食店の店主たちからの評価が高く、そこから口コミであっという間に広がりました。

オープンしてすぐにお店の存在が広がったのは、この口コミによるところが大きい。

出色なのが、深夜帯の賑わいがMONJIならではと言えるでしょう。

通常の居酒屋だと、17時ほどからオープンして22時・23時にクローズというお店が多い中、MONJIさんはその時間からもお客さんが流れ続ける。

深夜0時に満席、なんていう状況が当たり前のようになっています。

お酒をメインにつまみを楽しむ、

中華料理店として食事を楽しむ、

それぞれのお店の使い方があります。

そのどちらの顔を持つのがMONJIの独特な所で、酒場であり中華料理店、中華料理店であり酒場というバランスの良い展開をしています。

 

川越は、特に中心市街地は夜の「飲み屋」が多い街としても知られ、多種多様なお店があります。

お酒とつまみと共に、仲間と語らうのも川越らしい文化で、夜な夜な飲み屋では賑やかに盛り上がっています。

その中でも、深夜3時までという最も遅くまで営業しているであろう個人店が、MONJIさん。

それゆえ、「行けばやっている」という安心感から、「この時間にやっているお店ならMONJI」、「遅い時間にはMONJI」という選択コースが浸透しています。

遅い時間にやってるお店ないか、やってるお店ないか、と彷徨う酒呑みにとって、オアシスが出現したようなお店。

遅い時間まで営業していることで、周辺の飲食店のスタッフが営業終了後に飲みに行く場所としても定着しています。

長い時間営業していることで、ある時間にお客さんが集中するというより、来店が分散していつでも入れるのが特徴。

 

MONJIさんのメニューは、お酒に合うつまみから、しっかりとした食事にデザートまで、幅広く用意しています。

中華をベースに、ベトナム・タイなどのアジアン料理を提供しています。
注文率が高いメニューが、「棒棒鶏(バンバンジー)」や「エビマヨ」。
この辺りはお酒のつまみとして定番人気。
つまみだけでなく、食事メニューもあります。
酒場のメニューとは思えないほどの本格中華料理が登場します。また、この時期限定のメニューもあり、時期によって変わっていきます。

 

MONJIのオーナー・中島さんは、がっつり中華料理の家系の人。

 

中島さんの実家は、国道16号の脇田新町交差点近くにあった今はなき中国料理店「湖月楼」です。
「湖月楼(こげつろう)」
川越市脇田新町15-8 102 

(かつて「湖月楼」があった建物)
湖月楼といえば、川越の本格中華料理店の代表格だったお店で、30年営業しファンガ沢山数多くいたお店。

湖月楼の店主・中島さん(父)は、陳建民氏に近い関係にあった人物。

「陳建民(ちんけんみん)1919年-1990年」氏は、四川料理の料理人。中華民国四川省富順県李橋鎮(中国語版)陽家嘴生まれ。日本における四川料理の父といわれました。


湖月楼の店主・中島さん(父)は陳建民氏の弟子、という記述がネットで見られますが、正確な関係性を伝えます。

陳建民さんと湖月楼の店主・中島さん(父)は、お店で共に働いていたという直接の師弟関係はありません。

陳建民さんの二番弟子にあたる料理人が、湖月楼の中島さん(父)のお姉さんでした。

二番弟子が湖月楼の中島さん(父)と姉弟であり、今のMONJIの中嶋さんの叔母さんになり、親戚関係です。

直接的な繋がりはなくとも、姉弟、叔母が陳建民の直々の弟子だったというのが凄い事。

湖月楼の中島さん(父)は都内で中華料理店を開いていた時期もあり、その後、川越で始めたのが「湖月楼」です。

 

MONJIの中島さんは、小さい頃から家で食べる中華料理はお父さんが作っていたと言います。

普段、家庭料理はお母さんが作っていても、中華料理となるとお父さんの出番。

一家は、湖月楼が入ったいた建物内に居を構えて住んでいた時期もあり、下に降りて来て湖月楼で食べることもしばしばでした。

ゆえに、中島さんにとっては、

「中華料理=お父さんが作る料理=湖月楼」

という知らず知らずのうちの中華料理の英才教育を受けていたようでした。

何が美味しいのか、

どうしたら美味しくなるのか、

という体験を幼少の頃から、父の料理を食べることで自然と身に付けていたようでした。

 

今から10年程前には、中島さんは湖月楼に入り、父と一緒に仕事をしていた時期もありました。

そのまま湖月楼を継承するという話しもありましたが、すぐに継ぐよりも色々な経験をした方がいい、と各地のレストランで修行をしていました。中華というだけでなく、和洋様々な料理を経験。

厨房のみならず、お店全体のマネジメントにも従事していました。

ただやはり、料理の経験としては、小さい頃から湖月楼の料理を食べてきたことが大きな財産。

湖月楼閉店後、2023年に自身のお店「アジアンバルMONJI」をオープンさせました。

湖月楼時代とほとんど同じ味というのが、

「棒棒鶏(バンバンジー)」
「雲白肉(ウンパイロー)」
「油淋鶏(ユーリンチー)」など。

そでもMONJIでは人気メニューになっていて、湖月楼の味が継承されています。


そして。

ここで、店名MONJIの由来のストーリーです。
昔、湖月楼から徒歩20秒ほどの所にあった駄菓子屋が「市川商店」。

(「市川商店」跡 川越市野田町)

市川商店と聞いても分からない人が多いでしょう。

では、これなら。当時の子どもたちが呼んでいたお店の通称名が、もんじ。

市川商店には、店内に代名詞のように鉄板が置いてあり、自分たちでもんじゃ焼きを焼いて食べることができた。

子どもたちに人気だったのが、もんじゃ焼きならぬ、もんじ焼き、もんじ。
もんじ焼きのお店だから、皆もんじと呼んでいた。
もんじ焼きだけでなく、駄菓子の他ゲームコーナーもあり、順番待ちするほどの人気ぶり。

近隣の小学生、中学生、高校生も含めて集まっていたそう。

 

「もんじ行こう!」

「もんじ食べに行こう!」

 

子どもたちのコミュニティであり、こどもたちにとってのワンダーランド。

鉄板にまつわる記憶を辿ると、小さい頃に体験した駄菓子屋のもんじゃ焼きにぶつかる人もいるでしょう。

そうそう、あったよね、って。

 

「ちゃんとした屋号は覚えてないんだけど・・・
自分たちはもんじ、もんじって呼んでた。

そこで出してたもんじ焼きをよく食べに行ってたんだよ」

そんな風に思い出す大人が多い、市川商店、いや、もんじ。
子どもにとってのワンダーランドで食べる特別なおやつだった、もんじ焼き。

中島さんも子どもの頃から近所だったもんじに通い、遊んでいました。

その後、高校生の時に市川商店は閉店し、この地域の駄菓子屋はなくなりました。

「人が沢山集まっていたあのもんじのようなお店にしたい」

と、中島さんは自身のお店をMONJIと命名。

脇田新町のもんじはなくなりましたが、新富町二丁目にMONJIが復活のように誕生しました。

もんじ、市川商店に敬意を表し、MONJIでは駄菓子の扱いもしています。

 

MONJIさんでは、店内でDJイベントを開催するのも恒例で、他にも外のイベントに出店することもあります。

イベント出店することが少ない中で、唯一定番として出店しているのが、クレアパークで開催されている「サンロードビアパーク」です。
2024年8月18日(日)クレアモールのクレアパークにて開催されるのが、第3回「サンロードビアパーク」。

 

川越の人気酒場が集結する、酒場フェス。
「クレアパーク」がこの日だけ、「ビアパーク」になる。
 ビールと美味しいおつまみ
そして心地の良い音楽で
リラックスした夏のひとときを

川越の人気酒場がお酒やつまみをずらりと提供、ノンアルコールも提供。
MONJIさんもこのイベントは楽しみにし、毎回人気ブースになります。

(川越style「サンロードビアパーク」クレアパーク サンロード商店街

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12756623981.html
「サンロードビアパーク2024」
2024年8月18日(日)
11:30~19:30
入場無料
会場:クレアパーク(クレアモール内)
主催:サンロード商店街振興組合
協力:ラジオ川越
 

川越野地元人が集う、人気酒場。

 

気軽さを大事にしながら、お酒と手間をかけた料理を提供しています。

 

「MONJI(モンジ)」アジアンバル
川越市新富町2-32-4小澤ビル2階

営業時間
18:00〜27:00

水曜日 18:00〜24:00

定休日 木曜日、日曜日休みの時もあり
049-228-2526
Instagram:
https://www.instagram.com/monji_kawagoe/