新河岸に誕生した、フルーツサンド専門店。
フルーツは、生のままそのまま食べても美味しいけれど、パンとクリームを合わせたフルーツサンドにすると、また別の美味しさが出る。
中心市街地では手に入らないフルーツサンドが、新河岸にある。
新河岸の、地域密着のフルーツサンド専門店。
2021年7月にオープンしたフルーツサンド専門店が、「San°(サンド)」さん。
お店があるのは東武東上線新河岸駅西口より徒歩2分。
新河岸駅西口ロータリーを左手に進み、埼玉りそな銀行の角を左に曲がり、まっすぐ進むと右手にあります。武蔵野銀行の裏です。
オレンジ色のダンススクールの建物の1階です。
「San°(サンド)」
川越市砂934-11
11:00~19:00
月曜日・火曜日休み
新河岸駅西口より徒歩2分
Instagram:
https://www.instagram.com/sando_shingashi/
川越でも増えているフルーツサンド専門店。
その中でも、個人店のフルーツサンド専門店が、San°さん。
ブームにもなっているフルーツサンドですが、時代の流れに乗ってフルーツサンドだから売れる、というより、
「San°のフルーツサンドだから買う」
と、商品力でリピーターを獲得しているお店。地域の人を中心に、リピーターが多いお店。
テイクアウトメインで、店内にイートインスペースもあります。
イートインはドリンクと共にフルーツサンドを楽しむことができます。
新河岸という場所柄、老若男女問わず足を運んでいるのが特徴。お店オープンの午前中から常連客がやって来ては好きなフルーツサンドを購入していきます。
「映える」フードなので、お客さんとして若い人が多いかと思いきや、年配の人の来店も多いというSan°さん。
懐かしくもあり、新しくもあり、
新しくもあり、懐かしさもある。
世代によって感じ方が異なる食べ物、フルーツサンド。
口コミはもちろん、Instagramなどを見てというパターンも多い。
そして実は。
川越の中心市街地からも通う人がいるのがSan°さんで、それは、数あるフルーツサンドの中でもコストパフォーマンスが高いと認めらてているから。
フルーツが肉厚でボリューミー、生クリームは店内手作り、そしてパン生地は川後の名店のパンを使用、それでこの価格は通常ではあり得ない。
1000円を超えるフルーツサンドもある中、San°さんのフルーツサンドは全て1000円以下。
個人店だからこそのこだわりとコストパフォーマンスがあります。
この価値を分かる人が、わざわざ新河岸まで足を延ばしている現状があります。
特別な食べ物としてではない日常食として、ランチとして食べる人もいれば、おやつとして食べる人もいて、フルーツサンドの楽しみ方はそれぞれ。
さらに、自分用以外に、人の贈るためにまとめ買いする人も多く、フルーツサンドの利用には幅の広さがある。
パンであり、ケーキであり、その中間くらいの独特なポジションがフルーツサンドならでは。
新河岸駅周辺には洋菓子店がないため、そういう点でもSan°さんが利用されている面があります。
店内のショーケースには、様々なフルーツを使ったフルーツサンドがずらり。
季節のフルーツを意識して、夏ならマンゴーなどと季節を意識したサンドを提供しています。
この時季に並んでいるのは、
・マンゴーサンド
・イチゴサンド
・シャインマスカットサンド
・メロンサンド
・イチジクサンド
・ももサンド
・ミックスサンド
・パインサンド
・キウイ&オレンジサンド
また、これまで他の時季には、
・ピオーネサンド
・シャインマスカット&ピオーネサンド
・キウイサンド
・チョコサンド
などを提供していました。
そのサンドはまず、見た目のインパクトが大。
フルーツサンドは見た目も大事で、全てのフルーツサンドは断面を見せて陳列。
すぐ気づくのは、フルーツがどれも肉厚でボリューム感いっぱいのところ。
カットしたフルーツがちょっと入っているというのではなく、フルーツそのものをそのまま食べている感、になるくらいのボリューム感。
カットフルーツではなく、そのままフルーツ。
パイナップルの分厚さといったら。
「何と言ってもフルーツの美味しさを感じてもらいたい」
と、フルーツが贅沢に大きく入っているのが、San°さんのフルーツサンドの特徴です。
フルーツサンドで使用するフルーツは、その時の旬を意識して扱い、季節によってフルーツサンドの種類が変わっていく楽しみがあります。
そして、天板人気のフルーツを仕入れるための努力が裏側にある。
San°さんで定番として人気なのがやはり、イチゴ。
フルーツサンド界の王道のイチゴは、本来は冬~春のフルーツで、フルーツサンドとしては途切れる時季が出るのが普通。
「フルーツサンドと言えば、イチゴ。イチゴのフルーツサンドを提供したい」
と、San°さんでは特別な夏イチゴを仕入れることによって、夏~秋もイチゴのフルーツサンドを提供し、通年販売している珍しいお店です。
マンゴーも人気で、時季により色々な種類のマンゴーを扱っています。
マンゴーと一言で言っても、品種ごとに味が異なり、その時に甘くて美味しいと判断したマンゴーを仕入れています。
その時季、そのタイミングでいいと思ったフルーツを仕入れることを大事にし、サンドにしています。
他にも、これまで登場した旬のフルーツは、桃、ピオーネ、オレンジなどなど。
新鮮なフルーツを使用し、甘くて美味しい状態のままサンドに使用。
パンと生クリームとフルーツからなるフルーツサンド。
フルーツが一番の主役で、何よりここにこだわってこその専門店。
San°さんで使用するフルーツは、各地から取り寄せた絶品フルーツ。
そして、生クリーム。
甘さ控えめで、あくまで主役のフルーツを引き立たせる存在としてのクリームがあります。
実はこのクリームがSan°の真骨頂で、フルーツの美味しさを邪魔しない。
ちょうど良い甘さを追求しているからこそ、一度食べたら満足、ではない、リピートして食べたくなるフルーツサンドになっています。
そして。
San°さんで特に注目すべきは、パン生地。
San°さんがフルーツサンドに使用しているパンは、同じく新河岸の名店「クレープ」さんの食パン生地です。
言わずと知れた川越のパンの名店の一つで、新河岸の地では昔から親しまれ続けているお店。
以前は、今のSan°さんのある場所から目と鼻の先にありましたが、現在は新河岸駅前通り沿いに移転。
そこでも日々リピーターが足繫く通っています。
San°に来るお客さんがよく口にするのは、
「クレープさんのパンを使っていると聞いたから」
あのクレープさんのパンを使用しているフルーツサンドを食べてみたい、そんな心理がパン好きに浸透。
さらに言えば、クレープさんではフルーツサンドを提供していません。
クレープさんのパンでフルーツサンド、を提供しているのはSan°さんだけという特別感もあります。
また、クレープさんも卸先のSan°さんを応援・紹介し、クレープさんからお店に足を運ぶ人も多くいます。
実は、San°さんとクレープさんは歩いてすぐの距離にある。
クレープでSan°のことを聞いて、気になって立ち寄るパターンも見られます。
新河岸駅周辺はパンをはじめ、小麦を使った食べ物が豊富になっています。
クレープさんのある駅前通りをさらに進んでいちょう通りに入れば、「ブーランジェリュネット」さんや「パティスリーサト」さんなどの名店が点在しています。
小麦を味わえる地域が、今の新河岸。
San°さんのフルーツサンドは、パン生地も変えるパターンもあり、チョコレートを入れたり、それらのパターンを含めると数多くのフルーツサンドを提供しています。パナナとチョコレートを合わせたチョコバナナも。
今後は、生のフルーツを使うのみならず、リンゴを煮てシナモンと合わせるなど加工したフルーツの構想もあります。
全てのフルーツサンドをオーナーである蒔田さんが、厨房にて一つ一つ手作りしているというSan°のフルーツサンド。
手作り感、ならぬ、完全手作りがSan°の大きな強みです。
フルーツサンド専門店「San°」を運営しているのが、蒔田さん。
蒔田さんはもともと料理が好きで、以前、20代の頃に洋食店で働いていたことがありました。
その後、家の酒店を営み、別の業種でも働いていましたが料理への思いは断ち難く、子どもが独立したタイミングで自分が好きなことをやろうと、食の道を再び志すことに。
テイクアウト専門で気軽に食べられるものとして、フルーツサンドを選びました。
川越でも珍しく、新河岸では初開拓の分野、フルーツサンド。
フルーツサンドを通して食の楽しみを広げようと決意しました。
美味しいフルーツを求めて各産地のフルーツを試食、良いと思ったフルーツを仕入れ。
そして、フルーツのみならずパンの重要度も重視し、試作の段階で、様々なパンを試す中で、最も相性が良いと感じたのが、クレープさん。
「クレープさんのパンは、フルーツとの相性が良いと思った」
パンが決まり、新鮮なフルーツにクリームを合わせたフルーツサンド専門店として、2021年7月にオープンしたのが「San°」でした。
中心市街地では手に入らないフルーツサンドが、新河岸にある。
新河岸の、地域密着のフルーツサンド専門店。
ここにしかない価値があります。
「San°(サンド)」
川越市砂934-11
11:00~19:00
月曜日・火曜日休み
新河岸駅西口より徒歩2分
Instagram:
https://www.instagram.com/sando_shingashi/