川越style「『酒屋の醤油蔵 最期のお色直し』勢〆酒店の奥の蔵 最後の見学会」2021年3月 | 「小江戸川越STYLE」

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歴史と思い出の詰まった、蔵。

最初で最後の見学会であり「惜別の会」。

 

20213月27日~4月4日に川越市元町一丁目にある勢〆酒店(せしめさけてん)で開催されたのが、「『酒屋の醤油蔵 最期のお色直し』勢〆酒店の奥の蔵 最後の見学会」。

 

勢〆酒店があるのは、一番街の札の辻~川越市役所の本町通り沿い。

昔から続く老舗のお店も多い通りで、勢〆酒店さんも川越の中でも老舗の酒店。

通りに面した店舗部分の奥に、蔵が建っているのが特徴です。

蔵の一つ、醤油蔵内の見学会と蔵を使った催しが期間中行われました。

2021年3月27日~4月4日
「『酒屋の醤油蔵 最期のお色直し』勢〆酒店の奥の蔵 最後の見学会」
会場:勢〆酒店(せしめさけてん)

川越市元町一丁目10-5
『川越元町一丁目 勢〆酒店さんの奥にある小さいほうの蔵「醤油蔵」
色々な事情で解体することになりました。なくなってしまうその前にずっとそのままだった蔵のおそうじを始めました。WORKDHOPで大勢の方の手を借り、たくさんの古い道具を探し出しました。
解体してなくなってしまうその前に、ちょっと着飾った姿をみなさんの目にとどめていただきたいと、非常事態宣言下、ご主人の笠原さんと少しづつ片付け、整備してきました。
最初で最後の見学会であり「惜別の会」となります。
まだまだ心配な状況下ですが、配慮しつつ酒屋の古いお道具と共に展示形式で開催いたします。
短い時間ですが、蔵の最期の姿をお楽しみください。
入場無料。どなたでもご参加いただけます。
角打やお買い物も楽しんでいただければ幸いです。』
【日時】
3月27日 (土)、28日(日)、29日 (月)
4月 2日(金)、3日(土)、4日(日) の 6日間
●蔵の開放時間

15時~18時(3日16〜18時)
各日16時~19時の 2時間 
蔵に古いバーカウンターをしつらえ
バーテンダーならぬパーソナリティーが日替わりでお待ちしております。
【ご案内】
〈3月〉
27日(土) 日本髪の M嬢(川越ではみなさんご存知の)
28日(日) すぎもと はるか(ラジオぽてとパーソナリティー)
       田代 幸弘(長崎県上五島町よりリモート)
29日(月) 福島 英人(REMODULE PAINTING)
〈4月〉
2日(金) 遠藤 佳代子(TOTLOT 映画プロデユーサー、役者)
3日(土)  一ノ瀬 晶 (TOTLOT 映画監督)
4日(日)  甘辛両党の方に向けたシークレットデー♪ ✳︎15時スタート
☆3月27日(土)16時~
オープニングレセプション

【展示協力】
川久保 朋哉(鍛鉄作家・KANUCHI METAL WORK)
工藤 芳聖 (額縁制作・Gallery,Cafe, and Bar 二軒堂)
福島 英人(硝子絵制作・REMODULE PAINTING)
古賀 秀幸(灯具制作・Riverside Farm)
牛田 利己、牛田 鉄己(関守石制作・植利-うえとし-)
田代 幸弘(椿炭・長崎県上五島町地域おこし協力隊)
西野 文雄(灯具提供・TOTLOT手弁当映画プロジェクト)

【SPECIALTHANKS】
2020年11月醤油蔵お片付けWORKSHOP参加者のみなさま
丹治洋介、丹治三恵子(栃本ふるさとプロジェクト)
中市里美(デザイナー・民家の学校)
大野みゆき(建築デザイナー)
石川真(川越Style)
しまのいよ(デザイナー・いちよんでざいん)
福島 英人(リモジュールペインティング)
岸 善昭(セラピスト・ゆきき)
相子芳也(建築家)、高野量平(建築家)
野呂正孝,野呂三恵子(ときがわ カフェWinterland)
(順不同敬称略)

【主催】
勢〆蔵部
笠原啓一 笠原春子
ゆきき会議
黒沢ミユキ/アトリエビーツー
(企画・制作・花活け)
※見学にあたってのお願い〉
感染症に配慮し、マスクの着用、手指の消毒等にご協力ください。
体調のすぐれない方はご来場をご遠慮ください。
密が心配な状況になった場合は見学を制限させていただくこともございますがご了承ください。



勢〆酒店は、創業150年ほどになる老舗酒店。お店では普段から酒屋で気軽に吞める「角打(かくうち)」を行っており、地域の人のコミュニティにもなっています。川越のディープを体感しようと、若い人や観光客も勢〆本店での角打を楽しむ光景が見られます。

お店の奥の蔵は、酒などを貯蔵する蔵で様々な催しが開催されてきましたが、その隣、醤油蔵を舞台としたのが本催し。

 

醤油蔵は、これまで2020年11月に市民有志によって片付けワークショップが数回にわたって開催されてきました。

掃除会では蔵内から歴史的価値のある物があれもこれもと出てきたのが印象的。

(2020年11月勢〆酒店醤油蔵 片付けワークショップ)

綺麗になった蔵を見てもらうための見学会と、蔵との最後のお別れの機会を楽しく共有するために企画されたのが、2021年3月~4月の「『酒屋の醤油蔵 最期のお色直し』勢〆酒店の奥の蔵 最後の見学会」。
 

 

勢〆酒店の川越物語。

勢〆酒店さんと言えば、この映画作品に触れないわけにはいきません。

それが、「おわりはじまり」。

川越市元町一丁目を舞台にした映画は、勢〆酒店さんが地域の交流の場として描かれていました。

 

一つの映像作品が、街を変え得る力を持つ。

映像作品は作品として独立してあるものであるが、しかし映像作品を作る過程には、多くの人が関わり、街を巻き込み、制作現場も作品に劣らない人間ドラマがある。
一つの映像作品に集まる人たちの動きが、街を変え得る力を発揮しているのだ。

川越ではこれまで見られなかった動き。
それが、映像作品をきっかけにした、川越のまちづくり。
「おわりはじまり」。
一つの映画がリアルの街を巻き込み、まちづくりに繋がっていく事例がここに。

おわりはじまりが、出品された映像コンテストが「キテミル川越ショートフィルム大賞」でした。

「キテミル川越ショートフィルム大賞」
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/shisei/kochokoho/kohokawagoe/shortfilmaward.html

『川越市では、市内の魅力ある地域資源を発掘し、映像による発信を行うことを目的として、市内で撮影をおこなった映像作品のコンテスト「キテミル川越ショートフィルム大賞」を開催しています。「観ると川越に来たくなる!」ような作品のご応募をお待ちしています。
「キテミル川越ショートフィルム大賞」は、米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(以下、SSFF&ASIA)」を主催するショートショート実行委員会の協力のもと開催しています。』

川越の映像コンテスト、「キテミル川越ショートフィルム大賞」は、2017年に始まり、これまで3回にわたって開催され、それぞれ3作品ずつ9作品がノミネートされ、大賞3作品、奨励賞6作品が決まっています。

第3回「キテミル川越ショートフィルム大賞」で、一ノ瀬監督の「おわりはじまり」が大賞に決定。

《第3回キテミル川越ショートフィルム大賞 大賞「おわりはじまり」》
■おわりはじまり(一ノ瀬 晶/14:05/日本/ドラマ/2019)
あらすじ
『かおるは、手放すことにした家のクローゼットから夫・泰明愛用のジャケットを30年ぶりにみつける。
そのポケットからは、かつて泰明がかおるに宛てたとおぼしきメモが。メモの内容はなんと町中をめぐる謎解きクエスト。
かおるは渋々ながら30年前の夫の「いたずら」につきあう事を決め、小さな小さな「冒険」の旅にでる。』

 

「おわりはじまり」の重要な舞台となっている、川越の元町一丁目。
一ノ瀬監督らは人の縁があって川越の元町一丁目と繋がり、ここを舞台にした作品にしようと決める。
撮影には元町一丁目のお店や人たちが撮影に協力し、元町一丁目発と言えるような作品になっているのが特徴。

作品では、元町一丁目の本町通りなどが背景として映し出され、川越の人にとっては馴染み深いもの。
勢〆酒店さんや手打そば百丈さん、晴間さん、弁天横丁、川越スカラ座さん、旭湯さんなども登場。
現在進行形の元町一丁目の動きと、物語の進行がリンクしている。


多くの人が関わり、完成した「おわりはじまり」。
渾身の作品を第3回キテミル川越ショートフィルム大賞に出品。
ノミネート作品の上映と、大賞作品を発表する「授賞式とノミネート作品上映」が、2019年6月8日午後1時30分から、表参道ヒルズ スペース オーにて「SSFF & ASIA2019」プログラムの一つとして行われ、見事に一ノ瀬監督の「おわりはじまり」が大賞を受賞したのでした。

 

「元町一丁目を舞台にした『おわりはじまり』を、元町一丁目で上映会を開きたい」。
 

スタッフや出演者は、作品に協力してくれた酒店「勢〆本店」さんの蔵を借りて上映会を開くことになった。


(勢〆酒店さんと一ノ瀬監督)

「おわりはじまり」の中でも、勢〆酒店さんでの角打のシーンもあります。
勢〆酒店さんには、通り沿いにある店舗からは窺い知れない、裏手に立派な蔵があることは川越では知られていない事実。
そこを、「おわりはじまり」の上映会の会場にしようとしました。
2019年8月27日に上映会が決定。
ただ、現状は上映会を行うための掃除や準備が必要で、一ノ瀬監督や関係者が上映会の前に会場となる蔵を掃除して場を作ろうと企画したのが、2019年8月21日に開催した「『蔵』のお掃除イベント」。
おわりはじまりの関係者のみならず、有志も集まってみんなで蔵を掃除して綺麗にし、上映会を開く状態にしました。



そして、2019年8月27日に開催したのが、「こんなライブみたことない!勢〆☆おくらいぶ『かいじゅうのうまれるところ』」でした。

◆独特なスタイル。『おわりはじまり』の音楽制作
録音スタジオにモニターを持ち込み、本編を流しつつ、即興で音楽をあてました。このアクロバットを担当したのが、キーボードの小林創とドラムの木村おうじ。二人の変幻自在のワークは冴えわたり、本作を大賞へと羽ばたかせてくれました。
「映像」と「音楽」が出会い、スパークし、作品となっていくさまは、まさに「かいじゅうのうまれるところ」。
◆イベント内容
本作監督、一ノ瀬晶も交えて録音当時の様子をふりかえったり、その場でちょっと再現してみたりします。そしてメインイベントは、映画『おわりはじまり』とふたりとのジャズセッション!
音楽の入っていない本編に、ふたりが再び音楽をあてていきます。どんな「かいじゅう」が生まれるか? それは見ての聞いてのお楽しみ。
主催:unit.TOTLOT

映像に合わせて生LIVEで音楽が演奏されるという画期的な試み。
一瀬監督が意識したのが、川越まつりの曳っかわせでした。
その場の状況で即興的にセッションする曳っかわせの要素をこの上映会でも採り入れたのでした。

当日は多くの人が勢〆本店さんの蔵に訪れ、映画×音楽×お酒×ダンスを楽しんでいたのでした。

(川越style「おわりはじまり」第3回キテミル川越ショートフィルム大賞大賞作品 元町一丁目

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12521941372.html

一つの作品から、人の輪が広がり、街を巻き込み、おおきなうねりになっています。

 

上記は、勢〆酒店の奥の蔵の酒などを貯蔵した蔵で行われたものですが、その隣、醤油蔵で2021年3月27日~4月4日に開催された、「『酒屋の醤油蔵 最期のお色直し』勢〆酒店の奥の蔵 最後の見学会」。

勢〆酒店と関わりのある人、ゆきき会議、「おわりはじまり」「リライト」などの関係者たちが、催しを盛り上げました。

〈3月〉
27日(土) 日本髪の M嬢(川越ではみなさんご存知の)
28日(日) すぎもと はるか(ラジオぽてとパーソナリティー)
       田代 幸弘(長崎県上五島町よりリモート)
29日(月) 福島 英人(REMODULE PAINTING)
〈4月〉
2日(金) 遠藤 佳代子(TOTLOT 映画プロデユーサー、役者)
3日(土)  一ノ瀬 晶 (TOTLOT 映画監督)
4日(日)  甘辛両党の方に向けたシークレットデー♪ ✳︎15時スタート
☆3月27日(土)16時~
オープニングレセプション

醤油蔵の催しだけに留まらず、勢〆酒店の店内での角打ちもセットで楽しめました。


 

勢〆酒店の醤油蔵はこれで見納め。

また新しい姿となって、人と人の交流が生まれる場になっていくでしょう。

 

2021年3月27日~4月4日
「『酒屋の醤油蔵 最期のお色直し』勢〆酒店の奥の蔵 最後の見学会」
会場:勢〆酒店(せしめさけてん)

川越市元町一丁目10-5
【日時】
3月27日 (土)、28日(日)、29日 (月)
4月 2日(金)、3日(土)、4日(日) の 6日間
●蔵の開放時間

15時~18時(3日16〜18時)
各日16時~19時の 2時間 
蔵に古いバーカウンターをしつらえ
バーテンダーならぬパーソナリティーが日替わりでお待ちしております。
【ご案内】
〈3月〉
27日(土) 日本髪の M嬢(川越ではみなさんご存知の)
28日(日) すぎもと はるか(ラジオぽてとパーソナリティー)
       田代 幸弘(長崎県上五島町よりリモート)
29日(月) 福島 英人(REMODULE PAINTING)
〈4月〉
2日(金) 遠藤 佳代子(TOTLOT 映画プロデユーサー、役者)
3日(土)  一ノ瀬 晶 (TOTLOT 映画監督)
4日(日)  甘辛両党の方に向けたシークレットデー♪ ✳︎15時スタート
☆3月27日(土)16時~
オープニングレセプション

【展示協力】
川久保 朋哉(鍛鉄作家・KANUCHI METAL WORK)
工藤 芳聖 (額縁制作・Gallery,Cafe, and Bar 二軒堂)
福島 英人(硝子絵制作・REMODULE PAINTING)
古賀 秀幸(灯具制作・Riverside Farm)
牛田 利己、牛田 鉄己(関守石制作・植利-うえとし-)
田代 幸弘(椿炭・長崎県上五島町地域おこし協力隊)
西野 文雄(灯具提供・TOTLOT手弁当映画プロジェクト)

【SPECIALTHANKS】
2020年11月醤油蔵お片付けWORKSHOP参加者のみなさま
丹治洋介、丹治三恵子(栃本ふるさとプロジェクト)
中市里美(デザイナー・民家の学校)
大野みゆき(建築デザイナー)
石川真(川越Style)
しまのいよ(デザイナー・いちよんでざいん)
福島 英人(リモジュールペインティング)
岸 善昭(セラピスト・ゆきき)
相子芳也(建築家)、高野量平(建築家)
野呂正孝,野呂三恵子(ときがわ カフェWinterland)
(順不同敬称略)

【主催】
勢〆蔵部
笠原啓一 笠原春子
ゆきき会議
黒沢ミユキ/アトリエビーツー
(企画・制作・花活け)