川越style「香麦(コムギ)-komugi-」讃岐出身が作る唯一無二の『讃岐ラーメン』中台通り | 「小江戸川越STYLE」

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「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

優しくも、底力を感じる一杯。

 

どこまでも、いつまでも飲んでいたくなるスープ。

あっさりとした魚介の出汁、の奥にある滋味深い味わい。

気づけば、いつも飲み干していた。。。

 

自身のルーツから生まれた、讃岐ラーメン。


2020年11月にオープンした「讃岐ラーメン 香麦-komugi-」さん。

お店があるのは、川越市中台南。

中台ゴルフセンターや西武バス「今福中台」バス停がある中台通り沿い。さつま芋の「山田園」さんの並びにあります。

「讃岐ラーメン 香麦-komugi-」

川越市中台南南1-19-5
ランチ 11:00~14:30(L.O.)

ディナー(水・木・土・日曜日) 18:00~20:00(L.O.)

(スープ無くなり次第終了)

駐車場はお店の前に2台分の他に、「山田園」向かいに8台分あり
火曜日休み
Instagram:

 

駐車場は、お店の前に2台分の他に、「山田園」向かいに8台分あります。

 

店内はカウンター席にテーブル席。

お店には地域の人を中心に、遠方からも足を運ぶ人が多くいます。

飲食店が少ない地域ゆえ、地域の人に重宝され、夜営業しているのも好評です。

カウンター席には分かる人にはすぐ分かる、寿司屋のネタケースが。

そう、実はここは以前は寿司屋だったことがあり、その後は蕎麦屋と和のお店が続いてきました。

香麦さんは魚介出汁が売りのラーメンで、それは「和のラーメン」と考えれば、これまでの系譜ともしっくり。

和のラーメンと寿司屋の趣を残す雰囲気が妙にマッチし、ネタケースがそのまま活用されても違和感ないのが面白い。

ラーメン以外にも鯛めしなどを提供していて、和食店の顔を持つのも香麦さん。

それに意外なところで・・・

棚に陳列されている、フレンチの書籍たち。

ラーメン店になぜフランス料理の専門書が・・・??

その謎の答えは後述。

 

香麦さんが打ち出す、

讃岐×ラーメン。

 

香麦さんは、川越のみならず、埼玉県でも見られない、「讃岐ラーメン」というジャンルを確立しているお店。

讃岐出身というアイデンティティを胸に、全く新しいジャンルを創造しました。

 

メニューはお店の看板の「いりこそば」を筆頭に、数種類を提供しています。

■香麦メニュー

◆いりこそば(いりこそば・いりこそば味玉付き・特製いりこそば)

◆背脂いりごこば(背脂いりこそば・背脂いりごこば味玉付き・特製背脂いりごこば)

◆香麦まぜそば(香麦まぜそば・味玉付き香麦まぜそば)

◆魚介担々麺(魚介担々麵・魚介担々麵味玉付き・特製魚介担々麵)

◆かけいりこ

◆夏季限定冷やしラーメン(冷やしいりこ・冷やし担々麵)

メニューは現時点のもので、今後も色々なラーメンが展開されていく予定です。

サイドメニューは、

チャーシュー、メンマ+やまくらげ、味玉、さらに、あげ玉茶づけ、ライス。

他に、隠れた人気メニューの鯛めし。

平日ランチにはラーメンのお供のセットに、ゴマねぎめし、きみの濃い生卵かけごはん、半熟卵ごはん、ネギとあげ玉のたぬきごはん、しらすごはん、炙りチャーシュー丼、豚バラなんこつ丼、ピリ辛とり皮丼があります。

お店で一番人気は何と言っても、代名詞となっている「いりこそば」。

お客さんの7割が注文するといういりこそば、お店に来たらまずはこの一杯から。

いりこそばに、香麦の何たるかが詰まっています。

現在のラーメンは、鶏や豚などの動物系の出汁を取るのが当たり前になっている中、香麦さんでは動物系は一切使わず、魚介の出汁のみでスープを作っています。

数種類のいりこに、他にもアジの煮干しや昆布出汁、鰹節を使い、オリジナルブレンドの魚介100%のスープです。

魚介100%で、魚介の旨味100%のスープ。

 

「ホントに魚介だけ?」

 

と思うほどに、あっさりしつつもしっかりとコクがあり、美味しいと飲んでいるとあっという間に飲み干しているスープです。

魚介だけでこの奥行きを出せるのは、魚介だけと言っても種類豊富に使い分けブレンドした出汁ゆえのこと。

動物系が苦手な人、子どもも安心して飲め、子どもがこのスープの虜になっている例もあるほど。

デフォルト(通常バージョン)の他に、卵入りなど何パターンかあり。

 

このスープに絡む、独特な麺。

この麺とスープの絡み合いが、讃岐ラーメンの骨格です。

香麦さんが掲げる、讃岐ラーメンとは??

 

讃岐ラーメンとは、香川県出身の香麦の店主・松下さんが、地元で大好きだったうどん屋の「ラーメン」の味を店主のオリジナルを加えて作っているもの。

そう、讃岐ラーメンというのは、単なるアイディア商品ではない、店主の生い立ちに根差した芯のある一杯なのです。

麵は和光市の古丹製麺さんと共同開発した、うどんの技法を加えながらもちもちした、コシのある麺に仕上げた香麦オリジナル麺です。

うどんの麺とラーメンの麺の大きな違いはかん水。

香麦では麺に混ぜる塩分量を調整して、うどん麺に近しい製法でうどんのようなコシのあるラーメンの麺を作り上げています。

あっさりスープ(特に煮干し系)だとパツパツの細麺を合わせるラーメン店が多いですが、香麦の麺の太さはうどんを思わせる中太麺。

麺の小麦粉は埼玉県産ハナマンテンを使用、それに野菜なども地産地消を意識し、地元食材を積極的に使っています。

讃岐であり川越である、ここにしかない讃岐ラーメンを提供しています。具材豊富な一杯。

 

サイドメニューにある、鯛めしやミニカレー。

いりこそばと鯛めしの相性抜群といったら。。。

「鯛めし」は、香川県のお隣、愛媛県の名産。四国の魅力を伝えようとメニューに加えています。

 

 

川越郊外に、こだわりの一杯を提供するお店が川越の食文化を豊かにする。

讃岐×川越。

香麦さんによる、自身のルーツからの「讃岐ラーメン」。

飲食の世界に携わって既に20年以上。

そして、フレンチシェフからの転身。

 

讃岐ラーメン香麦店内に並ぶ、フランス料理の専門書のわけとは??

 

香麦の店主・松下さんは、香川県出身。

小さい頃から讃岐うどんに親しみ、日常食として讃岐うどんがありました。

家の近所にうどん店がいくつもあり、コンビニが近くに数店ある感覚で、歩いて行ける範囲に行きつけのうどん店が数店もあったといいいます。

うどんは店に食べに行くのはもちろん、麺を買って来て家で釜玉うどんなどにして食べるのも日常でした。

関東の感覚で言うと、お米を食べるような感覚で、うどんを食べていた。

主食であり、ファーストフードでもあり、小腹が空いたらハンバーガー、ではなく、うどん。

こうした話しは、川越にいると想像できないものかもしれません。

讃岐うどん文化は、もう、讃岐に住んでみないと分からない世界。

松下さんは、讃岐の国で自然の英才教育のようにうどんと麺に親しんできました。

香川県にいた時は、讃岐うどんのお店でもアルバイトしていた。

 

普段食べているのがうどんで、たまにラーメンが食べたくなり、ラーメンが特別な日に食べる非日常食という香川県民ならではのラーメン体験。

松下さんが香川で特に好きだったラーメンが、かつてテレビ東京で放送されたテレビチャンピオン「讃岐うどん王選手権」で、初代チャンピオンになった「盛の大将」が店主を務める讃岐手打らーめん店「はまんど」です。お店は、予讃線三野駅から徒歩10分弱歩いた長閑な田園地帯の一角にあり、全国各地からファンガ押し寄せているお店。

「ラーメンは特別なもの」という感覚は、うどん王国香川県に生まれ育ったからこその感覚かもしれません。

 

松下さんは20台前半は香川県のホテルの洋食部門で働いていました。

会社の支店がある群馬県のホテルで働き、東京のフレンチレストランなどでもシェフとして従事。

都内では、ミシュランの星獲得店である高級フレンチレストラン「シェ松尾」で腕を振るっていました。

「シェ松尾」
http://chez-matsuo.co.jp/restaurant/

フレンチシェフとしては、最後は浦和ロイヤルパインズホテルでも働き、フレンチのシェフとして20年経験を積んできました。

その後、自身のお店を開きたいという夢とラーメンが好きということから、以前から胸に秘めていた、

「ラーメン店をやりたい」

と思いを実現すべく、ラーメン店でも修行をスタート。

池袋にある人気店「らぁ麺 はやし田 池袋店」で1年半ほど働いていました。

フレンチの経験が土台にありつつも、ラーメン独特な技術習得なとはやし田さんでの経験は大きかったと振り返る。はやし田さんののち、数店のラーメン店で経験を積んで独立。

2020年11月に奥様の出身地である川越で「香麦-komugi-」をオープンさせました。

香麦のラーメンが、具材豊富なのは、フレンチのコースのいろいろなお皿を一つの丼の中に凝縮させているようなものかもしれません。

一杯のラーメンの中に詰めたコース料理。

ちなみに香川県の隣の愛媛県は鯛めしが有名。

そんな繋がりもあって、香麦でて鯛めしを提供しています。

 

香麦さんの店内各所に展示されているのが、川越駅西口から徒歩10分ほど国道16号の旭町にあるアートフラワーのお店「Gris blue(グリーブルー)」さんの作品。

店内には専用もコーナーもあり、アートフラワー作品を購入することもできます。

 

Gris blueさんは現在不定期オープンですが、営業日は事前にSNSで発信しています。

「Gris blue(グリーブルー)」

川越市旭町1-6-70

10:30~16:00(お店の営業は事前にSNSで発信)

不定休

TEL/FAX 049-293-2326

Instagram:
https://www.instagram.com/grisblue2004/

Facebook:

https://www.facebook.com/Grisblue2014/

Blog:

http://yanohana151.blog.fc2.com/

 

Gris blueさんはイベント出店することも多く、川越駅西口にある施設U_PLACEにて開催される「川越フラワーマーケット」などの出店でお馴染みです。

(U_PLACEにて開催、川越フラワーマーケット)

 

あっさりとした魚介の出汁、の奥にある滋味深い味わい。

 

一つ一つの工程をこだわり抜いて作る一杯。

 

シェフの作品のような一杯をどうぞ。

 

「讃岐ラーメン 香麦-komugi-」

川越市中台南南1-19-5

ランチ 11:00~14:30(L.O.)

ディナー(水・木・土・日曜日) 18:00~20:00(L.O.)

(スープ無くなり次第終了)

駐車場はお店の前に2台分の他に、「山田園」向かいに8台分あり
火曜日休み
Instagram: